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パッセンジャー 映画感想・ネタバレ 恋人になれなかったらある意味ホラー

パッセンジャー [Blu-ray]

映画「パッセンジャー(原題:PASSENGERS)」観て来ました。
宇宙パニックものって想像していたけど、思いっきり恋愛寄りの作品でした。
新たな惑星「ホームステッド2」への到着まで90年のところで目覚めてしまった2人。どういう結末になるんでしょうか。詳しくはネタバレで。

 

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作品紹介・あらすじ

西暦20XX年――。

新たなる移住地を目指し、5000人を乗せた宇宙船アヴァロン号が地球を後にした。
目的地の惑星到着まで120年間、冬眠装置で眠る乗客の中でなぜか2人の男女だけが目覚めてしまった。
90年も早く――。

エンジニアのジムと作家のオーロラは絶望的状況の中でお互いを求め合い、愛し合い、何とか生きるすべを見つけようとするが、予期せぬ出来事が2人の運命を狂わせていく・・・。

出典:http://www.passenger-movie.jp/

 

キャスト

監督は「イミテーションゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドム監督。
脚本はリドリースコット監督「プロメテウス」などのジョン・スペイツ。

  • オーロラ・レーン / ジェニファー・ローレンス
    ニューヨーク出身で、父親は有名な作家の家庭に育ち、ジャーナリストとして活動しながら自分も作家をしている女性。
    宇宙船アヴァロン号に乗船したのは新たな惑星「ホームステッド2」への経験を生かして本を書くこと。惑星「ホームステッド2」で1年滞在して241年後の地球に戻る予定だった。17歳の時に父を失くしている。
    Xメンやハンガーゲームで注目のジェニファー・ローレンス。
  • ジム・プレストン/ クリス・プラット
    デンバー出身で機械技師・技術者のジム・プレストン。
    今の時代は壊れたら交換で修理をする仕事が求められていないことから、修理の仕事がある新たな土地で自分の家を建てて、暮らしていくことを目的に宇宙船アヴァロン号に乗船した。
    ジュラシックワールドのクリス・プラット
  • アーサー / マイケル・シーン
    バーテンダーのアンドロイド。人の形は上半身だけ。
  • ガス・マンキューゾ / ローレンス・フィッシュバーン
    乗組員クルーのチーフ。冬眠ポッドの故障で目覚める。
    冬眠ポッドの故障で全内臓の機能不全が起こり、余命はわずか。
  • ノリス船長 / アンディ・ガルシア
    最後に「なんだこれは」って言ってた人かな?

 

ネタバレ

宇宙船アヴァロン号、隕石群に遭遇

宇宙船アヴァロン号は新たな惑星「ホームステッド2」へ向けて宇宙を航海していた。
「ホームステッド2」に到着するのは120年後。
乗客の5000人は冬眠ポッドで到着を待つのでした。

出発から30年後、オートパイロットで航海中のアヴァロン号はある程度の岩の衝突にはバリヤー装置で防げたり、進路を変えて回避できるが、衝突が免れない大きい岩と遭遇してしまう。
バリヤーの出力を最大にして、船を守ろうとするアヴァロン号。
バリヤーと衝突する巨大な岩。
その衝撃でエラーが重なり、1つの冬眠ポッドが誤作動する。
そして、冬眠ポッドの中にいたジムが冬眠状態から目覚めざめてしまう。

予定よりも90年早く起きてしまったことに気づいていないジムは新たな惑星への到着を楽しみにしていた。
到着まで4ヶ月とアナウンスされるAI。本来であれば到着の4ヶ月前に目を覚ます予定だった。
宇宙船のアナウンス通りに到着までの説明をされるブリーフィングの部屋に向かうが、誰もいない。

1人だけということに疑問を感じたジムは映像に映し出されたナビゲーターの女性に
「ここには俺1人しかいない。他の乗客は?」と聞くが、「ここには皆いますよ。」とテンプレートの答えしか返ってこない。

ジムは船内を走り回り、自分以外の誰かがいないか探す。
船内にはさまざな施設があり、ジムは航海の情報を見れる部屋に入り、状況を確認した。

そして、地球を発ってから30年しか経っていないとアナウンスされ、自分だけ90年早く目覚めてしまったことを知る。

 

孤独な1年

ジムは自分の他に誰か目覚めている人間がいないか探しまわっている時に、バーにバーテンダーがいることに気付く。
ジムはバーテンダーに話しかけるが、そのバーテンダーは上半身だけのアンドロイドだった。
アーサーという名前のバーテンダーが唯一の話し相手のジムは親しく接するようになる。

このままでは一生を宇宙船で終えてしまう。技術者であるジムは再び冬眠するために冬眠ポッドのマニュアルを読み漁り方法を探すが、探すが見つかりません。
そこで、ジムは冬眠中のクルーを起こそうとします。
クルーの眠る冬眠ポッドは扉で隔離されており、あらゆる手を使いますが、頑丈すぎて開けることができません。

途方にくれるジムにアーサーは「人生は一度きりなんだからもっと楽しんで。」と言われ、船内のVIPルームに勝手に寝てみたり、船内にあるダンスゲームやバスケの娯楽施設で楽しんだり心が折れないように精神を保っていた。宇宙船を着て宇宙遊泳をしてみるが、孤独を感じたのか涙を流します。

そういう生活が1年ほど続いた頃、彼は限界を迎えようとしていた。
自暴自棄になり、宇宙服を着ないで、生身のまま船外へ出れる扉を開こうとします。
扉のボタンを押せば、ジムは船外に放り出され、死ぬことができる。ボタンを押そうとするも、ついにボタンを押すことができませんでした。

 

オーロラ目覚める

ある日ジムは冬眠ポッドで眠る1人の美女オーロラを見つける。
彼女に一目惚れしたジムは彼女のパーソナルデータに目を通す。
オーロラの乗船の志望動機の映像や書いた本など読んでいくうちにさらに彼女に惹かれているジム。

1人でいることに限界を感じていたジムは彼女を冬眠から覚まそうとするが、それはオーロラの残りの人生を船内で終わらせるということ。
ジムは長い苦悩の末、ジムはオーロラを起こす決意をしてしまう。

冬眠ポッドのマニュアルを手に、冬眠ポッドのパーツをショートさせて冬眠からオーロラは目覚めさせた。
ジムは自分のやってしまったことの罪を感じて、その場から去ってしまいます。

冬眠ロッドのマニュアルを自分の寝室の引き出しの奥に隠します。
そして、ジムは偶然を装うように他の人間がいないか探すオーロラの元へ姿をあらわしました。

オーロラもジムと同じように異変を気づき、他の人は?いないか聞くも、ジムは僕たちだけ目覚めて、他の者は眠っている、と答えます。

自分が冬眠ポッドの誤作動によって目覚めたことを知ったオーロラはパニックに陥る。
早く冬眠しないと、とジムと同じように再び冬眠ポッドに入ろうとしたり、クルーを目覚めさせようとしたりするオーロラ。
冬眠ポッドは冬眠状態を維持するもので、冬眠状態になるには別の装置が必要だった。

冬眠方法は見つからず絶望するオーロラをジムはゲームに誘う。
アーサーとも知り合いになり、オーロラに徐々に笑顔が戻っていく。

ジムはアーサーに自分がオーロラを目覚めさせたことを秘密にするように口止めします。

 

オーロラと恋人に

一緒に過ごしていくうちに、仲を深めていった2人。
ジムはオーロラをディナーに誘う。
お互い正装の2人。ディナーを楽しんだ後、ジムは宇宙遊泳に誘う。
宇宙遊泳から戻ると、2人はキスを交わす。

恋人になった2人は現実を忘れて幸せな日々を過ごした。

 

オーロラ、真実を知る

オーロラが目覚めて1年後にジムは誕生日ということでディナーに誘う。
ジムはオーロラに指輪を渡そうとバーに誘います。
その時の会話でオーロラがジムに「2人の仲に秘密はないわ。」という会話をアーサーが言葉通りに受け取ってしまった。

ジムがトイレで席を外している時に、アーサーがオーロラに言ってしまう。
「ジムは1年前のこの日、凄く楽しみにしていた。いよいよ目覚めるって」
「ジムが君を冬眠ポッドから起こしたんだよ。」
その言葉を聞いた瞬間、彼女は絶望し、
そのことを知らずに何もしらずに彼女への手作り指輪を渡そうと現われたジムにオーロラは尋ねる。
「あなたが私を起こしたの?」
「そうだ。」
「なんでよ!」とオーロラはその場から立ち去って行った。

オーロラの態度は一変し、ジムに対して冷たくなります。
怒りの収まらないオーロラはジムが寝ている所を襲撃する。
ジムに対して、殴るけるの暴行を行い、側にあったバールで顔面を殴ろうとする姿勢を見せると、ジムは受け入れたのか顔を庇っていた手をどけます。
それを見たオーロラは振り上げたバールで殴ることはしませんでした。

ジムはオーロラに許しを乞おうとジョギング中のオーロラに船内アナウンスで詫びたり、エントランスに木を植えたりして日が過ぎていきます。

 

宇宙船の異変

清掃ロボットや壊れたり、エレベーターや扉などが誤動作するようになっていた。
徐々に宇宙船が異変が起き始めていた。

そうしていると、宇宙船のチーフクルーであるガスがの目覚めます。
船内アナウンスで「誰だ、こんなところに木を植えた奴は!」と流れた声に反応したジムとオーロラ。

ガスが目覚めたことによって船の異常が明らかになっていく。
手分けして船内のエラーを探っていく3人。
ジムが目覚めたのは宇宙船に異常な出力が必要になり、冬眠ポッドがショートし、誤作動が起きた。
オーロラが目覚めた原因もジムがやったことだと、バレてしまう。

宇宙船故障の原因を探しているガスだったが、冬眠から目覚めた時から体調がおかしい。

動力機関のエラーを探るため、3人で向かうが、ガスが突然倒れてしまう。
最初は冬眠から目覚めたことによる身体のだるさだと思っていたが、
医療ポッドで原因を調べると内臓の機能不全が起こっており、すでに手遅れの状態だった。

そして、ガスは自分の最高権限のあるIDをジムに渡し、2人で解決するよう言い残して生き絶えた。

ジムとオーロラはガスを宇宙船の外に埋葬?した。
関係が悪化していたジムとオーロラだったが、ガスの死と、宇宙船が聞き的な状況から再び協力することになる。

 

リアクターの故障

宇宙船の故障の原因は動力源のリアクターだった。
2年前に遭遇した巨大な岩との衝突で無数の岩が宇宙船を貫通していた。
そしてその場所が動力源のリアクターであることが判明した。

ジムとオーロラは穴が開いて使えなくなっているリアクターの部品を新しい部品に交換し、再起動を試みる。
しかし、熱換気口が正しく行われない。
このままだと、温度が常に上がり、宇宙船は爆発してしまう。

制御室から手動で熱換気口の扉を操作するものの、動いてくれない。
こうなったら外側から直接扉を開けるしかない状態だった。

ジムは最高権限のIDをオーロラに託し、オーロラは船外へ出ていくジムを見送る時に
「必ず戻ってきて。あなたなしで生きていけない(You die.I die)」と告げます。

外へ出たジムは換気口の扉を開けようとするが、
スイッチを操作しても勝手に扉が閉まってしまう。スイッチを固定しておく必要がありました。
ジムが自分の手で開けたまま、オーロラに熱を排出するように言い、オーロラはレバーを下げたくないと言いますが、ジムに促されレバーを下げます。

熱は宇宙へ排出され、リアクターは正常な動作になり、爆発の危険は無くなりました。
排出の勢いでジムは即死こそしなかったが、命綱が切れてしまい、宇宙に投げ出されていました。

自力で戻ることができないジムをオーロラは急いで助けに向かい、なんとか宇宙船に連れ戻します。
ですが、すでにジムは死んでいました。

ジムを医療ポッドに入れて、最高権限のIDでしか行えない蘇生方法を試すとジムが奇跡的に生き返ったのでした。

生き返ったジムはオーロラとの再会を喜びます。
最高権限のIDでは医療ポッドの扱えるメニューは増えており、冬眠状態に入れることができるのを発見したのでした。

しかり医療ポッドは1台だけ、つまり冬眠できるのは1人だけ。
ジムはオーロラを冬眠させようとしますが、オーロラはジムと人生を歩むことを選択します。

 

88年後

惑星「ホームステッド2」へ到着まで4ヶ月前になり、眠りから覚めたアヴァロンの乗客たちが目にしたのは、船内、エントランスがジムが植えたであろう植物に覆われている光景でした。その中央にはジムが植えた木が大きく成長し、その隣には手作りの木造の家がありました。
残りの人生を2人で過ごしたようでした。

 

エンドロール後

何もなかったです。エンドロール・スタッフロールは宇宙の映像美でした。

 

冬眠ポッドから目覚めた原因は?

ジム・プレストン

宇宙船が隕石群に入り岩と衝突した際に、バリヤーの出力が上がり、ジムの冬眠ポッドの部品がショートし、誤動作した。

オーロラ・レーン

孤独に絶えきれず、一目惚れしたジムがオーロラの冬眠ポッドを人為的にショートさせ、目覚めさせた。

ガス・マンキューゾ

隕石によるリアクターの故障から様々なエラーが重なり、ガスの冬眠ポッドが故障し、目覚めた。冬眠ポッドの故障のせいで、内臓が機能不全に陥り、余命はわずかとなって閉まった。生きてたらガスが宇宙船の故障を直すことになるので、脚本的に早めに殺したのかな。

 

感想

期待していた内容とは違ったり、動力源のトラブルや2人の仲直りとかちょっとベタな感じはあったけど、それなりに面白い映画でした。

ジムが1人寂しく宇宙船で一生を終わってしまう毎日に、オーロラに惚れてしまう。目覚めさすのは彼女の人生を終わらせること。目覚めさせるか苦悩の末、目覚めさせてしまう。これってある意味ストーカーだな。恋人になれたし、オーロラがそのことを受け入れてくれたからよかったけど、ジムがもしサイコ野郎だったらホラー映画で成り立つな。ジムが男前でよかったね。ちょっと10 クローバーフィールド・レーンの監禁おっさんを連想してしまいました。

医療ポッドで1人だけ冬眠できたのに結局は使わずに、2人で一生を終えたのが、またよかったですね。しかもジムの夢だった家を作って。
オーロラは目的だった本を書き上げたのかな。そこらへんがほったらかしで残念でした。続きが気になる終わり方でした。

 

まとめ

宇宙パニックものとしてはインターステラー、ゼログラビティやオデッセイの方が面白かったです。
ほとんどがはクリス・プラットとジェニファー・ローレンスだけで描かれているので、ジェニファー・ローレンスのファンは必見です。クリス・プラットがお尻丸出しの半裸で宇宙船内をうろうろしているところも観れるので、好きな方はぜひ。

宣伝文句で「目覚めたのには理由がある」って言ってたけど、ただの事故で目覚めただけでした。結果的に動力源の修理をしたけれど、何かの理由があってアヴァロン号が目覚めたわけじゃありませんでした。

 

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