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ゴースト・イン・ザ・シェル/GHOST IN THE SHELL(2017)映画感想・ネタバレ 原作へのリスペクト感じた

2017/04/21  | 1,606 views

ハリウッド版攻殻機動隊「ゴースト・イン・ザ・シェル/GHOST IN THE SHELL」観て来ました。
士郎正宗原作の「攻殻機動隊」は劇場版アニメの「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」やイノセンスなどの押井守版攻殻機動隊、テレビアニメシリーズ「Stand Alone Complex」などの神山健治版攻殻機動隊、そして「ARISE」の黄瀬和哉版攻殻機動隊など様々に映像化されています。登場人物や設定は似てても、それぞれはパラレルワールドの関係で、今回の映像化はハリウッド版の攻殻機動隊。

基本的には押井守版攻殻機動隊のモチーフにされている印象でしたが、テレビアニメシリーズの「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」に登場するキャラクターのクゼ・ヒデオなど、攻殻機動隊シリーズの要素があってリスペクトされて作られている印象でした。
詳しくはネタバレで。

 

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作品紹介・あらすじ

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。
そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになる

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

 

キャスト

監督は「スノーホワイト」のルパート・サンダーズ。

  • 少佐 / ミラ・キリアン / 草薙素子 / スカーレット・ヨハンソン
    声優:田中 敦子
    オウレイ博士の手によって全身義体化の体、脳のサルベージ第一号とされた。
    過去の記憶では靄がかかっているが、テロによって両親は港で沈み、自らも溺死するところだったと記憶していると思い込んでいる。
  • バトー / ピルー・アスベック
    声優:大塚 明夫
    公安9課の仲間。愛犬のガブリエル?ノラ?を飼っている。
  • 荒巻大輔 / ビートたけし
  • 公安9課の課長

  • ビノシュ・オウレイ博士 / ジュリエット・ビノシュ
    声優:山像かおり
    オリジナルキャラクター。ミラ・キリアンを全身義体化した博士。
  • クゼ・ヒデオ / マイケル・ピット
    声優:小山力也
    全身義体化の実験体にされた1人。草薙素子とかつて関わっていた
  • トグサ / チン・ハン
    声優:山寺宏一
    義体化していない人間の体。リボルバーを使うシーンもありました。役者はアジア系だけど、シンガポールの役者。もっと若いイメージなのにな
  • カッター / ピーター・フェルディナンド
    オリジナルキャラクター。ハンカ・ロボティクス社のトップ。
  • ハイリ / 桃井かおり
    素子の母親。
  • 芸者ロボット / 福島リラ

 

ネタバレ

全身義体化

2069年。アジアの巨大都市において、ハンカ・ロボティクス社は、政府との共同プロジェクトにおいて、脳以外の全身を義体化の開発を推進していた。

No.2571というプロジェクトで、ハンカ社の開発推進責任者であるオウレイ博士の手によって人間の脳移植による全身義体化に成功する。その個体は、ミラ・キリアンと名付けられた。

 

公安9課への配属

1年後、ミラ・キリアン少佐として電脳テロ犯罪を取り締まる公安9課に配属され、業務をこなしていた。
公安9課は電脳テロを未然に防止するため、少佐はアフリカのある国の大統領と、ハンカ社のオズモンド博士の会食を監視していた。

オズモンド博士が芸者ロボットに襲撃されると、公安9課の荒巻の制止を振り切り、少佐は光学迷彩を使い窓から侵入する。
そしてハックされた芸者ロボットを一掃するも、オズモンドは芸者ロボットに殺されてしまう。芸者ロボットは、少佐に打たれる間際「ハンカと組めばお前たちは破滅する」とセリフを残していく。

 

バグ

襲撃の戦闘で左手首を負傷した少佐は、自宅に戻るといないはずのネコの幻影を見る。少佐は、ボディーに対する脳の拒否反応を抑えるという薬を首から注入してから公安9課へと向かった。

 

ハンカ社へ

公安9課では、荒巻、少佐、バトー、トグサ、イシカワ、サイトー、ラドリヤ、ボーマンが集まり、ミーティングを行う。
その結果、芸者ロボットはみな「クゼ」という人物にハッキングされ、操作されていたことがわかった。カッターは、荒巻にクゼを探せと依頼し、バトーと少佐は芸者のデータを回収するためハンカ社へ、トグサはカッターの元へ向かうことになった。

ハンカ社へ到着すると、少佐はオウレイ博士から傷の手当を受け、最近発生する幻聴や幻覚のバグを相談する。その記憶データの証拠を消去してもらう。オウレイ博士は感覚器官系のエコーから来ているバグだと診断するが、悩む少佐に、「人は記憶で決まるかどうかではなく、何をするかで決まる」となだめられた。

少佐とバトーは、ダーリン博士に面会したが、博士は押収した蜂の巣にされた芸者ロボットからのデータの抽出に手間取っていた。
少佐は、芸者ロボットの電脳内へダイブして直接情報を探る。ダイブし、芸者ロボットを探ると、「SOUND BUISNESS」というクラブでクゼと思われる男がいるのを見つけるも、逆にハッキングを受けて、接続異常を起こしバトーは強制切断し、救出する。

 

クゼ追跡

芸者ロボットへのダイブでの手がかりを元に、少佐とバトーはヤクザの経営するナイトクラブ「SOUND BUISNESS」へと向かった。
少佐はスケベオヤジに捕まってしまう。手錠をハメられ、ポールダンスを強要される少佐。そして電脳通信が妨害される。様子を伺うバトーはトイレでミケランジェロ型サイボーグを見ながらも、仲間(ガブリエラ?)からトイレの窓から武器を受け取る。
その後、拘束されている少佐はおっさんたちを倒し、バトーと共にヤクザたちと戦闘する。少佐は地下の奥で犯人(クゼ)を見つけるも、それはホログラムだった。「ハンカと組めばお前たちは破滅する」とセリフを残し消えるホログラム。そこに駆けつけるバトー。そしてその直後、罠の爆弾が爆発し、少佐は気づきバトーを守るため押し倒すも、爆発に巻き込まれ、バトーは目を負傷する。
その治療で、バトーは義眼(眠らない目)を装着することになった。

カッターは荒巻に少佐に勝手に芸者ロボットへのダイブをさせたことを知ると、不正なダイブをするなと脅す。しかし、荒巻はハンカの指示ではなく、総理大臣の指示で動いている、と動じなかった。

芸者ロボットを調査していたダーリン博士は「プロジェクトNo.2571」というデータを見つける。すると、クゼが背後に立っており、とっさに「プロジェクトNo.2571」のデータを手元に隠すダーリン博士。そしてダーリン博士は殺害された。
公安9課メンバーがかけつけた時には遅く、ダーリン博士の隠したデータの手がかりから、次のターゲットはオウレイ博士であることがわかり、博士の保護に動いた。

その頃、クゼは、ゴミ収集車の清掃員達の脳をハックし、オウレイ博士の乗った車をぶつけ、銃で殺そうとするも、ギリギリでバトーと少佐が現場へと到着する。オウレイ博士を助けるも、1人をとり逃がす。少佐は、逃げた1人を追いかけ、見晴らしのいい浅瀬で光学迷彩をまといながら逃げたドライバーをボコボコにする。そんな少佐をなだめるバトー。逃げた清掃員を署へと連行して尋問を行った。

しかし、その清掃員は、実際には操られていただけだった。
清掃員には娘も妻も居ない事が判明し、記憶を操られていると伝える9課。すると清掃員が再びハックされる。急いで逆探知の準備をし、少佐がコンタクトを試みる。逆探知に成功し、ハックが解かれると、今度はいきなり清掃業者は首を吊って自殺してしまう。
尋問中、清掃員は自殺する前に、クゼの声色になって公安9課のメンバーを脅すのでした。

逆探知で、トグサはクゼの居場所の特定に成功した。少佐とバトーが現場へ急行すると、そのアジトの中には何十人もの坊主頭の人間が電脳空間につながっており、クゼはそれら人間の精神を使い、独自のネットワークを構築していた。

 

過去に迫る少佐

そこで少佐はクゼから、ハンカ社のプロジェクトNo.2571の実験体であったこと、クゼが解体廃棄されたが、廃棄される前に意識体としてネットワーク上で独自進化したこと、過去の記憶を操作されていることを聞かされた。

クゼも少佐と同様、思い出せない記憶を持っていた。それは少佐のバグとして見ていたフラッシュバックの小屋が燃えているシーンだった。クゼは、少佐に記憶を押さえ込んでいる薬をやめるように警告した。

少佐は、真相を知るため、オウレイ博士のところへ向かう。問い詰めると博士は、少佐の前に98体目の実験体がいたこと、初めて脳のサルベージに成功した実験体であること、テロによって両親を亡くしたというのは偽りの記憶だったと真相を告げた。クゼの正体を知っていたオウレイ博士は初めからわかっていた。少佐は部屋を後にする。

海に潜っている少佐。水面に戻ると、そこにはバトーが待っていた。もう誰も信じられないという少佐に対し、「俺は信じてるよな」とバトー。
岸に着くと、ハンカ社の部隊が待機しており、少佐は拘束された。

カッターは、真相に気づいた少佐を廃棄するようにオウレイ博士に命令する。オウレイ博士は少佐に対する良心から逃げ出す手助けをする。その際、あなたの本当の過去よと、昔の自分の持ち物のキーを渡される。ホンダのバイクを盗んで逃走する少佐。
怒ったカッターは、手助けしたオウレイ博士を射殺し、荒巻には少佐がオウレイを殺害したと伝えた。

オウレイ博士から渡されたキーにはアヴァロン・アパート1912号という住所が書かれいた。そこに向かうと、猫(パンプキン?)を飼っている女性(桃井かおり)が出て来て、お茶をご馳走になる。話を聞いてみると、テクノロジーの抗議活動をしていた娘は1年前に失踪してしまったのだという。警察に連行されて自殺し、灰だけ送られてきたと言われたが、信じていないという。娘の名前は、草薙素子という名前だとわかった。彼女の母は、少佐を見て、目が娘に似ていると言った。

少佐は、母の自宅を出たあと、電脳通信で荒巻と会話し、ハンカ社が企んでいたことと報告する。荒巻は、少佐がオウレイ博士を殺害したとカッターから通告があった、と少佐に伝えた。それを盗聴していたカッターは、公安9課全員に暗殺部隊を送った。

荒巻は移動中にカッターの部下達の襲撃を受けるも「羊を狩るためにウサギを寄こすな」と撃退した。また、トグサやバトーもそれぞれカッターの部下と戦闘になっていた。

 

かつての住んでいた無法地帯へ

少佐は、バグで見ていた「燃えていた小屋」でクゼと再会する。その小屋を探索するうち、次第に記憶が戻ってくる少佐。かつて、少佐もクゼもテクノロジーへの抗議活動をしてしており、クゼの元の名はヒデオといい、素子と共に生活をしていた。一緒に仲間になろうと提案するクゼ。
その時、カッターが遠隔操作で送り込んだ多脚戦車が現れる。
戦車との戦闘が始まる。バトーなど公安9課のバックアップも得て、ミサイルなど打ち込むもビクともしない。クゼがやられそうになると、光学迷彩を纏った少佐が戦車の制御ハッチを腕がちぎれそうになりながらこじ開けて撃破する。
少佐の体は大破し、2人は崩れ落ちた。クゼは、少佐に電脳空間で融合して、ネットワーク上で情報体として生きていこう、と少佐に迫ったが、少佐は断った。
いつもそばにいるよ、とクゼは言い残し、ゴーストが消えてします。
直後、カッターの命令で頭をヘリから狙撃されるクゼ。そしてそのヘリを狙撃するサイトー。
その後、バトーがやって来て、素子を救出。「名前はなんだ?聞いたよ、もう一つあるんだろ?名前が」というバトーの問に「素子」と答える。「少佐はまだ中にいるよな?」「ああ、まだいる」

一方、カッターのオフィスへと向かい、荒巻はカッターに「殺人及び国家反逆罪」という罪状を伝え、抵抗されたので最後に少佐と承諾を得て、カッターに2発打ち込み射殺する。

 

草薙素子のお墓参り

後日、少佐は母と一緒に素子の墓参りへと向かっていた。少佐は「もうここに来ることないのに」と告げると「わかってる」という母親。ハグする2人。

そして、少佐はいつものように任務についていた。少佐には、やるべきことがわかっていた。過去の記憶に自分の証を求めるのではなく、これから何をしようとしているかが「自分」を決めていくと。

 

任務

電脳通信でコンタクトを取った荒巻から「少佐、お前に任せる」と合図が来ると、少佐はビルからダイブする。
光学迷彩で消えていく少佐。

 

エンドロール後(曲:川井憲次「謡」)

エンドロール後は特に何もなかったです。

 

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原作との違いは?

草薙素子はただの家出少女だった

アヴァロン・アパート1921号室で母親と暮らしていたが、喧嘩して家出をしてた少女。それからヒデオら仲間たちと無法地帯に住んでいたが、反テクノロジー活動をしており、ハンカ・ロボティクス社に目をつけられ拉致され、全身義体化の実験に利用された。
ハリウッド版では高度なハッキング能力を持っている原作の草薙素子ではなく、ただの女性ということでした。
記憶を消され、別の過去を植え付けられ、ミラ・キリアンとして、99回目の実験にて脳以外全身義体化が成功した初めての例でした。
それまでの98体の失敗作の中にクゼ・ヒデオもいた。

人形使いは?融合するの?

クゼ・ヒデオと人形使いが組み合わさっていました。クゼは人形使いのようにゴミ収集車を運転する清掃員がハッキングしたりしますが、クゼもまた素子と同じように反テクノロジー活動をしていた男でした。
クゼは自らの作ったネットワークにいってさらに進化しようとミラに提案するも、頭を打たれて殺されてしまいます。結局、ネットワークに逃げ込めなかったのかな?どうなんだろ。そのまま死んでいったよな。

 

感想

レイトショーで観にいったけど、10代の若い人から4,50代の方まで幅広い年齢層の方が観にきていました。長く続くシリーズなので、それだけファンが多いんですね。

ちょっと脚本がちゃっちくなってたなという印象でしたが、大筋は押井守版の攻殻機動隊をモチーフにされていて、映像も作り込まれていてハリウッド版攻殻機動隊という感じでした。少佐はハッキング能力が優れているっていう設定じゃないからか、電脳戦がパッとしなくてイマイチだったかな。少佐がHONDAのバイクに乗っているのは良かったです。

アメリカではキャストが酷評されているようでしたが、気にならなかったです。義体の体がスカーレット・ヨハンソンだったということで、熱狂的な原作ファンは気に入らなかったということかな。どっちかっていうと、荒巻のビートたけしが違和感でした。完全にヤクザでした。

 

まとめ

素子の義体が形成されていくシーン、光学迷彩でビルから飛び降りるシーン、芸者ロボット、浅瀬での戦闘、海中に潜っているシーンなどいたるところに原作のシーンやセリフがちりばめられていました。これまでの攻殻機動隊シリーズを見てきたファンの方も楽しめるんじゃないでしょうか。
この映画で気になった方は下記にこれまでのシリーズのリンクまとめました。

 

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