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クリント・イーストウッド監督作品 ハドソン川の奇跡 SULLY 映画感想・総評・ネタバレ

2016/10/06  | 228 views

ハドソン川の奇跡 sully 映画感想ネタバレ

「ハドソン川の奇跡」観に行きました。英語の表題は機長の愛称「SULLY」。本作品の機長の名前がチェスリー・サレンバーガーなので、サリーです。

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あらすじ・作品紹介

2009年1月15日、極寒のニューヨーク上空で155名を乗せた航空機を突如襲った全エンジン停止事故。

160万人が住む大都会の真上で、制御不能の70トンの機体は高速で墜落していく。

近くの空港に着陸する管制室から指示がある中、機長サリーはそれを不可と判断し、ハドソン川へ不時着を決断。事故は発生からわずか208秒のことだった。

航空市場誰も予想し得ない絶望的な状況の中、技術的に難易度の高い水面への不時着を見事に成功させ、「全員生存」の偉業を成し遂げる。

その偉業は「ハドソン川の奇跡」と呼ばれ、サリーは一躍英雄へと称賛されるはずだった。

ところが、機長の究極の決断に思わぬ疑惑がかけられてしまう。

本当に不時着以外の選択肢はなかったのか?それは乗客たちの命を危険にさらす無謀な判断ではなかったのか?事故調査委員会による度重なる追求は、サリーを極限まで追い詰める。

「救ったのになぜ?」待ち受ける試練。突然孤立した彼を支えてくれたのは、数少ない仲間と心から愛する家族だけだった。

出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/hudson-kiseki/

 

見どころ

2009年1月15日にニューヨーク発シャーロット経由シアトル行きのUSエアウェイズ1549便が、ニューヨーク市マンハッタン区付近のハドソン川に不時着水したという実際に起こった「USエアウェイズ1549便不時着水事故」とそのとき機体を操縦していた機長の書籍「機長、究極の決断」を元にした作品です。バードストライク(鳥が突っ込む)により、両エンジンが停止し、不時着水する事故。

監督は「チェンジリング」、「アメリカン・スナイパー」、「硫黄島からの手紙」など何度も実際に起きた話を撮っているクリント・イーストウッド監督。ちなみに86歳。主演のチェスリー・サレンバーガー役はトム・ハンクスが演じています。10月28日公開予定のトム・ハンクスが主演しているインフェルノもチェックです。

この作品は事故を実際に焦点に当てた話ではなくて、そのあとの機長のハドソン川へ不時着させた判断は正しかったのか?映画のキャッチコピー「155人の命を救い、容疑者になった男。」と言われている通り、NTSB(国家運輸安全委員会)?事故調査委員会による厳しい追求と公聴会での逆転劇が見どころ。

 

ネタバレ

冒頭から操縦不能になった飛行機が市街地に向かって落ちていくところから始まります。
ビルにぶつかって炎上するところで機長のサリーがホテルのベッドで夢に唸れされて、目を覚ます。
サリーは不時着水事故後、報道陣などで自宅に帰れないので、ホテルに宿泊しています。

機長のサリーと副機長のジェフはNTSB(国家運輸安全委員会)から調査のため、お酒を飲んでいるかとかクスリの経験など軽い取り調べを受けます。
飛行記録が解析できたら連絡がもらえるということで解放される。
解析の結果、NTSBから帰ってきたのは左のエンジンはわずかに稼働しており、コンピュータのシミュレーションではテターボロ空港かラガーディア空港に引き返すことが可能だったのではないか?ということだった。

サリーは両エンジンが完全に機能を停止している感覚だったと証言。NTSBによると左エンジンは事故現場に見つかっておらず、検証できないとのとこ。

公聴会当日、調査結果の前に、パイロットによるシミュレーションが行われた。
事故後にテターボロ空港に向かう検証と、ラガーディア空港に向かう検証。
目の前で実践されるシミュレーションではどちらも空港に戻ることができた。

サリーはこのシミュレーションには人的要因が入っていない、空港に引き返すまでには状況把握、判断の時間が必要であり、それが含まれていないと主張。
その結果、35秒の待機時間が設けられての再検証。
再度、パイロットによるシミュレーションの結果、どちらの空港も途中で墜落する結果となってしまう。

続けて、その事故時のボイスレコーダーでは落ち着いて冷静に判断・対応している様子が再生される。

(事故当時の回想:出発前から出発してバードストライクが起こり、両エンジンが停止する。ハドソン川に着水し、近くのフェリーが救助に入ったり、警察がヘリで駆けつけそれぞれ迅速に救助していく。155人全員の生存を確認。)

(公聴会のシーンに戻る)
NTSBは引き揚げられた左エンジンは破損しており、機能を果たせていなかったとわかり、フライトレコーダーの記録ミスであったと告げる。
サリーは「奇跡ではない、自分が英雄であるとも思っていません。1人の犠牲者もなく、全員生還できたのはチームプレーにほかならない」と告げた。

(エンドロール)
サリー本人と奥さんのローリーさん、そして2,30人の実際の生還者の方が飛行機の格納庫で集まっているシーン。奥さんのローリーさんやサリー機長から乗客全員への感謝を伝えていました。

実際は乗客のエピソードやサリーの訓練時代のエピソードなどありましたが端折りました。

 

感想・まとめ

事故のことを調べると、実際に事故調査委員会が動いたのは当然のようですが、容疑者扱いされたという事実は無いようです。単純に実話を映画化するんじゃなくて、焦点を別に当てたクリント・イーストウッド監督が撮る「USエアウェイズ1549便不時着水事故」という感じでおもしろかったです。

機長のサリーは実際に事故後、心的外傷ストレスで睡眠障害に苦しめられ、食欲は減退し、フラッシュバックも起きるようになり、そういった辛い状態が2ヶ月ほど続いたそうです。9.11を連想させるシーンもありました。

事故後の人間ドラマ、リアルな演出・表現は見ものでした。

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