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ショートショート フィルムフェスティバル & アジア「ジャパンショート特集」短編映画感想・ネタバレ

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア

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9.24(土)ジャパンショート特集

日本の作品特集の上映でした。どの作品も出演者や監督が豪華でビックリです。くまモンも出演する作品もありました。

HANA/ハナ

日本/15:00/ドラマ/2016/監督:岡元 雄作

芥川龍之介の小説「鼻」を、胸の大きさにコンプレックスを 抱えた女子高生の話に二次創作した、第一回 BookShortsアワード受賞作「HANA」の映像化。

ネタバレ・感想

出演者も見たことある人が結構出てました。ワイドナショーにもたびたび出演している女子高生の岡本夏美さんが主演。Vineの動画で話題の大関れいかさんも友人役で出演しています。役者もしてるんですね、自然な演技でビックリしました。先生役にダチョウ倶楽部の上島さん。ちなみに上島さんは神戸出身。バスケ部コーチ役にゆってぃが出ていました。

「HANA/ハナ」は芥川龍之介の小説「鼻」をモチーフにした現代版「鼻」という作品です。芥川龍之介の「鼻」のあらすじをざっくりと説明。

大きな鼻にコンプレックスをもつ僧。その大きな鼻は町中にも噂が広がるほど有名で、鼻を短く小さく見せる方法など調べたりなどして、悩んでいます。すると弟子から医者から聞いた方法を教えてもらいます。その方法を試すと鼻が小さくなり、今まで悩んでいたことが解消されます。
しかし周りの人たちは以前よりも笑い者にして、そのうち以前の大きな鼻を懐かしむようになります。そして小さい鼻を憎ましく思うようになります。そんなある夜に鼻がむず痒く、熱を持っているのに気が付きます。すると翌朝、鼻は以前のように大きなものへと戻っていました。鼻が小さくなった時と同じように喜び、もうこれで笑われることはないと安心するというお話。

オチは少し違いますが、この「HANA/ハナ」ではこの話を女子高生を主人公にして描いたお話です。

友人達にもいじられるくらい胸がなくて悩んでいるパッとしない女子高生。ある日、友人から中国で買ってきた胸が大きくなる薬をもらい、服薬。すると翌日、朝起きると、パジャマのボタンが飛ぶくらい、巨乳となっていました。

それから周りの見る目が変わり、見た目も可愛くなっていく女子高生。女子バスケ部で活躍していた彼女ですが、レギュラーから外れたり、高校生活もうまくいきません。そして、周りは次第に陰で馬鹿にしていると感じるようになります。陰口など溜まった鬱憤を友人達にぶつけますが、陰口なんて言ってないといわれます。

男子バスケ部では同じように背が低く、レギュラー入りを目指す高校生に悩みを打ち明けますが、周りなんて関係ないといわれ、フッ切れます。その翌日、朝目をさますと、さらに胸が大きく、爆乳となってました。悩んでいたことが吹っ切れた様子で学校に登校。

 

未来のカケラ

日本/19:58/ドラマ/2016/監督:渡邊 世紀

一軒屋の建築現場。見習い大工の壮太はある日、棟梁の及川から一人でお客様の物置を造るよう命じられる。
ネタバレ・感想

話の舞台は岩手県。東北の震災復興をテーマにした作品です。須賀健太、大島麻衣、六平直政が出演しています。

大工の見習いの壮太は棟梁の及川から一人でお客様の物置を造るよう命じられます。家の完成に間に合うように作るように指示されると、初めて一人で任された仕事で気合を入れて作り始めます。作り始めると、秘密の扉など、普通の作りではない物置小屋だと気付き、お客さんが誰か確信します。

壮太は子供の頃に友人と二人で秘密の扉がついた物置小屋も秘密基地として、よく遊んでいました。そして震災が起こります。津波や川の氾濫で流される家屋。瓦礫からは物置小屋の鍵?の部分だけを見つけます。

家の除幕式?の朝に壮太は住み込みしている家に戻り、自分の荷物から物置小屋の鍵?の部分を取ってきて、現場に向かいます。そしてお客様である友人と再会。

 

PLAN B

日本/9:00/コメディ/2016/監督:横尾 初喜

友人夫妻の0.5歳になる娘の誕生日会に招かれた女。ふと何かを思い出した女は、友人宅を飛び出して全力疾走する。走る姿を見た人々が、もう1方の未来を選ぶ中、走り続ける女が向かう先に待っている未来とは…。

ネタバレ・感想

軽快なテンポで楽しめる作品でした。めちゃめちゃオチを引っ張る作品でしたが、そこそこおもしろかったです。ちょっとオチは弱かったですが。夏木マリさんも出演しています。

友人夫妻の娘の誕生日会に招かれた女性。15:50頃を指す時計を気にする女性。するといきなり家を飛び出し、走りだします。荷物を投げ出す姿や必死で走る姿に、荷物持ちをされる子供などランニングのトレーニングをするLiLiCoなど勇気をもらう。そうして必死に走る先は自宅のお風呂。

いろんなことを投げ出してまで向かう先はお風呂ってどうなの?って思って調べました。そしたら納得。バス用品を扱うSABONの「SABON Gift Short Film Project 作品」なので、SABONのCMみたいな作品ってことなのね。

 

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うつくしいひと

日本/40:00/ドラマ/2016/監督:行定 勲

熊本にロケハンに訪れた映画監督と若い女性の出会いと小さな旅の物語。
ネタバレ・感想

くまもと映画プロジェクトの作品。「世界の中心で、愛をさけぶ」で有名な熊本出身の行定 勲監督作品です。キャスティングも熊本出身の役者、著名人にこだわって橋本愛、姜尚中、高良健吾、石田えり、くまモンなどが出演しています。40分の短編映画では長尺の方の作品で、方言も熊本弁でちょっと聞き取れない箇所もありましたが、ちょっと洒落たいいお話でした。

透子は小さな本屋でアルバイトしているところに、黒いロングコートを纏った中年の紳士がお客さんで入ってくる。会話の中で、「若い女は美しい。でも、老いた女はもっと美しい」と、ホイットマンの詩を残す。透子は自分の母親、鈴子が怪しい男につけられているという話を耳して不安になる。心配になった透子は帰りに華道の師範である母のもとへ立ち寄る。

華を指導する鈴子の姿を見つめていた透子は、庭先から同じように鈴子を見つめている怪しげな中年男に気づいて後を追うが、見失ってしまう。

その夜、髪を梳かす鈴子の櫛。その櫛は死んだ透子の父が高校生だった頃に鈴子に贈った物だった。透子と鈴子は父が鈴子を主演に撮った未完の8ミリ映画を観る。
そのフィルムの中に映るのは高校時代の鈴子と父、そしてそこにはもう一人、そのフィルムの監督をしている少年が映っている。三人はいつも一緒で仲が良かったと懐かしむ鈴子。

透子は探偵事務所で探偵をしている玉屋に母を一緒に護衛してほしいと依頼する。
鈴子の見張りを続けていると透子の携帯電話に怪しい男を見つけたと電話が入る。現場に向かう二人。
怪しい男は黒いロングコートを纏った中年の紳士だった。
玉屋は別件の依頼でくまモン捜索の依頼を受けていた。その依頼で現場から離れる玉屋。

透子は一人でロングコートの中年紳士と接触する。
中年紳士は寄りたいところがあるので、付き合ってほしいと告げられる。それについていく透子。
熊本城?などを巡る。そこは高校生の頃、透子の母と父が撮影したところだった。
透子は中年紳士が父と母と一緒に写っていた少年だと気づく。

中年紳士は今は映画の撮影のロケハンで熊本を訪れている。時間ができたので、懐かしいところを巡ってみたかったと告げられる。
そして、中年紳士は透子に櫛を受け取ってほしいと渡される。
これは高校の頃に好きな女性に渡したかった櫛で、そのときその女性は鼈甲の櫛が欲しがっていたのを知っていた。同じように考えていた、後の父親に先を越されて、渡せずじまいだった。

櫛を受け取り、自宅に送られる透子。車から降りたところで、玉屋と母、鈴子に遭遇。
中年紳士は鈴子と少し見つめ合うが、そのまま何も告げずに車で去っていく。

 

まとめ

出演者や監督陣など著名の方ばかりで、クオリティも高く、お金のかかっているなぁという印象の作品が多かったです。どの話もしっかりしてたし、これを無料で観れるのは価値がありました。

あと、FM802のDJマチャオこと、野村雅夫を生で見れたのはよかった。ちゃんとベルボトムでした(笑)

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