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ホシノカケラ ネタバレ感想 enツアーと津山凱旋公演が蘇る!

2019/05/03

ホシノカケラ

B'z稲葉浩志さんの従兄弟で作家の稲葉なおとさんの作家デビュー20周年記念長編小説「ホシノカケラ」読みました。
ホシノカケラ」には津山市出身のアーティストでモデルはもちろん稲葉浩志さんを連想させるキャラクターが登場します。
15年かけて執筆された本で、内容が細かく取材されたんだというような描写が多く、稲葉なおとさんのエネルギーが詰まった作品という印象でした。

カリスマミュージシャン・香田起伸のステージを作るスタッフにフューチャーした内容で、2004年の初ソロツー初日長野公演を迎える設営からの5日間と初日公演を中心とした内容で、2017年の津山凱旋公演の日のことが入った構成となっています。

ステージを作るスタッフや演者の意気込みや悩み、葛藤などが中心と思いきや、それだけでは終わらず親子愛が描かれた作品でもありました。
さらに登場する舞台監督が描かれる時代によって、別人を指している構成で、その狙いも面白く読めました。

あと、フィクションとはいいながら、B'zファンにはニヤッとする出来事など盛りだくさんに詰め込まれていました。
詳しくはネタバレで。

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作品紹介・あらすじ

岡山県津山市出身、日本一の動員を誇るバンドのカリスマミュージシャン・香田起伸が初めて挑んだソロツアー。
その舞台裏には、ライブを成功に導くため、ミリ単位の舞台設営に命を懸ける男によって下された無理難題を次々とこなしていく脇役たちのドラマがあった――。
香田が抱えるソロ活動への不安、緊張の連続を乗り越えながら香田を支えるために奮闘する男たちの葛藤を描いた物語。

出典:http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000320547

 

稲葉なおとさんのプロフィール

紀行作家・一流建築士。東京工業大学建築学科卒。短編旅行記集『まだ見ぬホテルへ』で作家デビュー。
長編旅行記『遠い迷宮』でJTB紀行文学大賞受賞。
その後、世界の名建宿に500軒以上泊まり歩いた体験をもとに写真集、長編小説、児童文学を次々と発表し、テレビ・ラジオにも活動領域を広げる。ノンフィクション『匠たちの名旅館』、小説『0マイル』、児童文学『ドクター・サンタの住宅研究所』『サラの翼』など著書多数。

enツアーパンフレットで稲葉浩志さんと対談もされています。

稲葉なおとさんのオフィシャルHP

 

登場人物など

  • 千葉和哉
    ステージや照明タワーを組み上げる鳶職、リギングのチーフ。26歳。ソロツアー中に27歳になる。香田起伸と同じ国立帝国工業大学の建築学科卒業。学生時代からのデラノのファン。Fan Meetingで香田起伸の言葉を受けて大手建設会社ではなく、現在の小規模イベント制作会社に就職することを決意する。学歴コンプレックスのある父親からこの判断を猛反対される。Fan Meetingで撮影した記念写真のカラーコピーを財布に入れている。
  • 大澤宏一郎
    元バンドマン。39歳。ステージ設営のバイトしていた大澤は当時の舞台監督・土屋勝に中途採用を受けるように助言され、土屋勝のいる設営会社の東京リギングに就職する。香田起伸のソロツアーの舞台監督。大澤が舞台監督となってからは土屋からは”ダイ先生”と呼ばれる。
  • 土屋勝
    元舞台監督。舞台監督を辞めてから自分の設営会社を立ち上げた大道具の親方。丸刈りに団子ッ鼻。豪放磊落な人物。「外川組」の舞台監督をしていた。ステージプランナーの外川由介にディープパープルの”バーン(邦題:紫の炎)”をモジって「バンさん」と呼ばれる。大道具の親方となってからは周りのスタッフから苗字の一部をモジって「ヤーさん」とも呼ばれている。舞台監督時代、大澤宏一郎にデラノの音楽を紹介する。それから大澤宏一郎の才能を見抜いて東京リギングにスカウト。
  • 外川由介
    モデルは巨匠こと、市川訓由。ステージプランナー。ムービング・トラスをステージに導入する。「ホシノカケラ」に出てくる記録写真集は実際に市川訓由が出している「TRUCKING STARFISH」のこと。自分の目にかなったスタッフだけを集めたロックコンサートステージ制作の精鋭集団「外川組」を仕切る。「外川組」は舞台監督、大道具、照明、音響、特殊効果、特殊映像、リギングはチームごとに別の会社。デラノのステージを長年サポートしている。
  • 檜山恭一
    リギングサブチーフ。21歳。千葉和哉の5つ下。
  • 佐竹
    照明チーフのチーフ。”熟睡御礼”などプリントされたメッセージTシャツを着ている。
  • 白井良樹
    制作チーム。制作に関わる全ての進行と予算編成を行なっている。
  • 木村強
    サブ監督。27歳。B型。
  • 小金井文夫
    東京リギング制作管理部長。39歳。大澤と同期入社で、千葉和哉の上司。
  • 加山晃一
    デラノ所属事務所の社長。
  • デラノ
    モデルはB'z。英語表記は”De La No”。ヴォーカル、ベーシスト、ドラマー、ギタリスト編成のバンド。メジャーバンドの一員として注目を集めていたギタリスト・楠木友也が新たなバンドを作ろうと、国立大学の建築学科を卒業後、ミュージシャンを目指していた香田起伸のデモテープが楠木友也の耳の留まり、その声とパフォーマンスに惚れ込む。香田が紹介したドラマーと、楠木がセッションを通じて知り合ったベーシストで結成。
  • 香田起伸
    モデルは稲葉浩志。岡山県、津山出身。国立帝国工業大学の建築学科卒業。楠木友也、ベーシスト、ドラマーでデラノを結成する。
  • 楠木友也
    モデルは松本孝弘。デラノのギタリスト。
  • コウダ洋菓子店
    モデルは稲葉化粧品店。岡山県、津山にある香田起伸の実家でもある洋菓子店。デラノのファンが集まるお店。2004年の香田起伸ソロツアーが終わって2日後に千葉和哉はコウダ洋菓子店を訪れて、香田起伸の父親に”凱旋ライブがあれば自分が知らせる”と約束する。

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ホシノカケラ ネタバレ

物語の構成は2017年の津山凱旋公演の日に千葉和哉と思われる人物が香田起伸の父親に挨拶をしに”コウダ洋菓子店”を訪れる内容が最初に描かれています。わかりやすいようにあえて順番を入れ替えて書きます。

香田起伸ソロライブツアー1ヶ月前での機内

香田起伸ソロライブツアーが2004年7月16日にスタートする1ヶ月前。
ステージの舞台監督を務める大澤宏一郎はリギングのチーフに指名した千葉和哉とロサンゼルスへ出張へ向かう飛行機の中にいました。
図面作製で極度の睡眠不足の千葉は憧れの香田起伸と同様に初海外がアメリカということに嬉しくなっていました。

大澤は千葉との機中での会話の中で、ライブに仕事も兼ねていろいろ行く話になり、マイアミのサウスビーチのホテルのことを思い出していました。
そのホテルはロビーの高い天井から何枚も白いレースカーテンが下がっていて、ロビーに抜ける風で柔らかくゆらゆら揺れているのが印象的だったと言います。

また、去年の10月に大澤はオフでアリゾナに行ったときに偶然、香田に出会ったことを話していました。
そこで香田は今度のソロツアーについて「今回のツアーは曲も雰囲気も違う。デラノとはいろんな意味で違ってくる。起承転結にしてもかなり変わってくるんじゃないかと。今までの流れや雰囲気を求める人には期待外れになってしまうかもしれない。」。さらに「ソロの場合、座って聴く人もいるかもしれない。」と打ち明けます。

千葉は大澤にさらに質問をします。
香田独特のステージアクションはステージプランナーの外川由介さんがきっかけなのではないか?ということを尋ねました。
その理由として、千葉はデラノ結成10周年のときに送られたVHSビデオのことを話します。

その映像に収録されたリハーサルで香田さんがステップを踏んでいる箇所で「やっぱり建築家出身は足首が固いなぁ」とテロップ付きで聞こえてきて、そのあとのツアー映像でステップが軽やかになっていたこと。
今の香田さんの独自のステップとステージアクションはその一言にあったのでは、そしてその声の主は外川由介さんなのではないか、というものでした。
「それはわからない」と答える大澤でしたが、外川に言われた「『鶴の恩返し』の鶴ですよ。モノづくりというのは陰で相当苦しんでいたとしても、自ら羽を抜いて機を織る姿は絶対に見せないでしょ?」という言葉を思い出していました。

 

長野会場設営初日

香田起伸ソロライブツアーの初日の会場設営が始まる7月12日。
千葉はステージの図面の直しに深夜3時を過ぎての作業で睡眠不足なまま新幹線で会場に向かっていました。
睡眠時間は計3時間しか取れていません。

ツアー初日の会場は長野アリーナ。
千葉は制作チームからホテルを手配してもらっていますが、荷物を持ったそのまま設営に入るため会場に直接向かいます。
メールを確認すると、大澤舞台監督からさらに図面を直すように指示の注文が届いていました。
他に、母親からのメールが入っていました。
その内容は”父親が手術する日程が決まった”という知らせでした。その手術日はライブ本番初日と同じ日でした。

千葉はステージのリギングチームのチーフを任され、今回は図面まで自分が描きました。
そんな気持ちに感慨深くなり、5年前の学生時代にデラノのFan Meeting(Meet and Greet)が当選したときのことを思い出します。

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千葉がイベント会社に就職したきっかけ

Fan Meetingでデラノのメンバーに会った大学4年生の千葉は香田に質問をします。
「大きくて保障もされている大きな会社の内定をもらっていますが、そこでは自分のやりたいことができないのがわかっています。自分が作りたいものというのが、今の僕にとって譲れないことなんです。香田さんは建築学科を出ながらミュージシャンになる道をどうやって決意されたのでしょうか?」
香田は答えます。
「もともと建築家という職業につくのをやめる、と判断しただけで、その場の瞬発力かな。確実に言えることは3つ。ひとつは自分が一歩前に進み出さないことには道が途絶えてしまうということ。もうひとつは一歩踏み出すためには自分自身が自分のことを信じてあげること。最後に、大きな会社に入ることをやめて小さな会社を選んだことについて、将来、道選びを失敗したとしても、それまで歩んできた旧い道の失敗ではなく、次に君が進むべき新しい道を進める第一歩になると、僕はそう思うよ。」
千葉はお礼をいい、深く腰を折りました。

そのことがきっかけで、自分のやりたいことができる東京リギングへと父親へ相談せずに決断します。
地方の名のない私立大学を出ている父親は学歴コンプレックスを持っていました。
父親は将来確実に出世し、安定した生活を得るには有名大学の学歴を持つことが信念でした。
そんな父親はこの判断に猛反対を示します。
自分の夢を熱く語りますが、父親は一切聞く耳を持ちませんでした。
父親の説教は口論になり、そのことで千葉は父親と口をきかなくなってしまいました。

 

2面の布スクリーン

千葉は大澤舞台監督からステージスクリーンの変更による、スピーカーの調節などの変更修正を受けます。
現場での急な修正で、木村サブ監督やリギングのサブチーフの檜山との間に挟まれる千葉。

長野アリーナエムウェーブのM時の屋根

長野アリーナエムウェーブのM時の屋根

長野アリーナの会場は特殊な構造となっており、内部の天井は「M」字の形をしています。
その特殊な構造から構造物を天井に吊るすことができません。
そのため、この初日の長野公演だけは大型クレーン車を3台使用してステージの屋根部分を吊るす大掛かりなものとなっていました。

そんな状況の中、ステージの演出で使われる布のスクリーンの幅を変更するという指示を受け、リガー隊から「最終デザインをきっちり決めてから指示をくれ。」という不満を言われる千葉。
そんな千葉もリギングのチーフとしてやりきれない気持ちになります。
3曲目にステージ両端に登場する布のスクリーンは送風機から送られる風でゆらりとゆれながら舞う布に映像を映し出すという演出でした。

作業は予定よりも1時間押しとなります。
さらにスピーカーの機材が変更になった影響でさらに構造物を下げなくてはならなくなり、予定がどんどん遅れて行ってしまいます。
いつの間にか日付が変わっていました。

大澤の指示を受けながら千葉たちは布スクリーンの吊るし方や送風機の調節を行いますが、思ったような揺れかたになりません。
リギングチームや土屋勝の大道具チームは徹夜2日目に入ります。

ステージ設営開始から2日目の19時。ステージプランナーの外川由介が現場にやって3曲目に登場する2面の布スクリーンにもタイミングや吊り方の変更などの注文が出ました。

大澤からはさらに2面スクリーンを2重にしろ、との指示を受ける千葉。
徹夜続きで、突然の方向転換の指示に千葉は大澤に対して反論します。
そのまま口論となりました。

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バンドリハーサル

リギングチームは1時間半ほど仮眠させている間に、図面の調節などで二徹となった千葉。

香田以外のバンドメンバーがステージの定位置に立ってリハーサルが始まります。香田はPAブースでステージの演出を外川と大澤で確認します。
すると大澤からトランシーバーで呼ばれて、千葉も隣で確認することとなりました。
憧れの人を前に意識する千葉。

オープニング曲からリハーサルが始まりました。
予想された通り、2面スクリーンの変更が入ります。
送風機を柱の途中に設置したら自然な揺れ方ができるのではないか、という外川の案を試してみることになります。

 

”やっぱり建築出身は足首が固いなぁ”

千葉は制作チームの本部に図面のコピーを取りにいくと、そこで外川に出会います。
千葉は外川に会ったらずっと聞きたかったことを尋ねます。

香田のステージパフォーマンスを作ったきかっけと思われるデラノの10周年VHSに収録されていた「やっぱり建築出身は足首が固いなぁ」の声の主は外川ではないか、ということを訪ねる千葉。
「さすがに思えていませんが、91年のツアーで香田さんのステージアクションが一皮むけたのは私は覚えている。今のスタイルの土台ができたのがあの年だったと言えるかもしれません。」という外川。

 

デラノとは違ったショー

外川は千葉との会話の中で出た”壮厳な劇場”という言葉を受けてこのソロツアーを決めるときの会議を思い出していました。

全米ツアーが終わってすぐ香田、白井良樹、加山晃一、外川とソロツアーについての会議が行われていました。

ショーの全体のイメージについて聞かれた香田は「デラノが体育会系だとすれば、今回のソロは文化系と行った感じでしょうか。」と答えます。
さらに香田の「起承転結の『結』を際立たせたい。壮厳なフィナーレ、みたいな感じとか。」という言葉を受けて外川は”文化系の劇場”というテーマを思いつきました。

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本番の前日

本番と同じ条件で行われる通り、リハーサル、ゲネラールプローベが行われます。

大澤が見守る中、リハーサルが行われました。
再び、2面スクリーンに当てる送風機の調節が行われます。
バンドメンバーと香田も参加し、小直しリハーサルが行われます。
そこではフィナーレの香田のハケ方について打ち合わせを行いました。
そのハケ方は香田がバンドメンバーを残して先にハケるというものでした。

17時からゲネプロが始まります。
予定通り、2時間でゲネプロが終了。
ショーである以上、観客を熱くさせるものが必要という考えから外川は香田を含めたメンバーに「17曲目のところでメンバーが前に出て盛り上げるのはどうか。」と提案します。
話し合いの結果、曲のイントロからギターとベースが前に出るということで落ち着きました。

ゲネプロ終了後、外川を中心にして、スタッフが会場中央に集まり、ダメ出しが始まります。
そこで最後の香田のハケについてもう一度確認することとなりました。

 

外川流ハケの美学

香田ソロツアーの初日を迎えました。

千葉は大澤からメールの連絡を受けます。
その内容は”本番をPA席から見ろ”というものでした。
土屋の案内でPA席に案内される千葉。
土屋からは「外川流のハケの美学をしっかり盗めよ。」と言われます。
道具の撤収する美学だと理解した千葉。

14時にリハーサルが始まります。
順調に進み、エンディングでの香田のハケ方が昨日と変わりました。
香田本人が先にハケていたのが、香田がメンバーを見送る形に変更となりました。
香田から外川に前日に連絡があって、そうなったということでした。
予定より早く、リハーサルが終了します。

そして18時35分、ショーがスタートしました。

 

長野公演本番

千葉はPA席から紗幕の撤収など、観客に気づかれないように終えるテクニックを見せられます。
2曲、3曲と香田らしいMCを踏まえながら展開されるステージ。
最後まで手間隙のかかった2面スクリーンはどうにか形になりました。

迎えるエンディングでは香田を残し、バンドメンバーが順番にステージを去っていきます。
最後に残った香田は「本当にどうもありがとうございました。」と深く頭を下げます。
顔を上げて「最高だぜ、長野」。

香田は観客に感謝を伝えて両手を振りながら一言残し、ステージを後にしました。
その一言はマイクを通して、PA席の千葉には聞こえていました。

ステージが終了して携帯を見る千葉。
携帯には母親からメールが届いており、その内容は”父親の手術が成功した”というものでした。
さらに”和哉も今夜は大成功だったでしょう、とお父さんと話しています”と書かれていました。
千葉は顔を両手で拭き取り、現場に戻っていくのでした。

 

香田の父との出会い

ソロツアーの半ばの大阪。
香田の両親は二階席で普通のお客さんのように座っていました。
ファンには気づかれて、手を振っている香田の両親。

千葉はスタッフTシャツを観覧の記念に届けにいきました。
すると、「今度ぜひ遊びにきて」と言われます。

香田のソロツアーの終了2日後、千葉はコウダ洋菓子店を訪れます。
そこで香田の父親と再会し、ツアーの思い出話に盛り上がりました。

千葉は父親に「香田さんのライブでご希望はありますか?」という質問を投げると、「凱旋公演ですね。」という返事をもらいます。
千葉は「凱旋公演がきまりましたら、必ず私から1日でも早くおとうさんにお知らせするようにします。」と応えました。

 

13年後、津山凱旋公演

2017年。千葉は香田の出身地である津山で行われるデラノの凱旋公演の日の前日。
香田の父と約束を果たすため、香田の実家でもあるコウダ洋菓子店に向かっていました。

津山駅を降りると、いたるところに

デラノ・祝凱旋・7/22 津山文化センター・香田起伸

というのぼり旗が目に止まります。

B'z稲葉さん凱旋公演ののぼり

B'z稲葉さん凱旋公演ののぼり

コウダ洋菓子店の近くまでいくと、香田起伸の似顔絵が書かれた臨時駐車場の立て看板が見えます。

イナバ化粧品店臨時駐車場の案内

イナバ化粧品店臨時駐車場の案内

コウダ洋菓子店につくと、のぼり旗が入り口に立っています。
中に入ると、香田の母に挨拶をしました。
母親からは父親宛に何度も手紙のやり取りをしたというスタッフの名前に驚く千葉。

イナバ化粧品店

イナバ化粧品店

さらに、この年の4月に香田は津山に帰ってきて、友人のケンちゃん、マサシ君と文化センターの近くを散歩したエピソードを聞きます。
顔の広い友人たちは町の人に声をかけるが、香田は気づかれず、友人には「お前もまだ俺の足元にも及ばんな。」といって大笑いしたとのこと。
帰省時には凱旋公演のことを何も話さなかったという香田。

千葉は「ぜひお父さんにもご挨拶を。」というと、部屋に通されました。

和室に入れてもらい、香田の父親を前に、自分の父親のことを思い出します。
千葉の父親は手術は成功しましたが、それから他界してしまっていました。
父親に誇れるようになってから家に帰ろう、と思って年月が経ってしまいました。
一度くらい父親に会いに行けばよかったと、後悔する千葉。

案内してくれた女性から千葉宛に香田の父親から預かっている手紙をもらいます。
千葉は手紙を広げます。

手紙には千葉が父親との関係を知っていて、似た境遇を持つ父親としての気持ちが書かれていました。
千葉の父親はきっと遠目に見守ってずっと応援していた、と思う。
と書かれていました。

千葉は「ありがとうございました。」と線香に火をつけて、写真に手を合わせます。

 

ステージプランナーデビュー

B'z showcase 2017 in your town 津山文化センター

デラノの津山凱旋公演が始まります。
ステージ裏ではステージプランナーのデビュー戦を迎える千葉がスタッフに気合を入れていました。

千葉は長野公演で香田がステージから降りる言葉を思い出していました。
「この旅に終わりはないから」

 

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稲葉浩志 LIVE 2004 -en-ライブスケジュール

日程会場
2004.07.16長野エムウェーブ
2004.07.21横浜アリーナ
2004.07.22横浜アリーナ
2004.07.28新潟産業振興
センター
2004.08.11名古屋
レインボーホール
2004.08.12名古屋
レインボーホール
2004.08.18神戸ワールド
記念ホール
2004.08.19神戸ワールド
記念ホール
2004.08.23大阪城ホール
2004.08.24大阪城ホール
2004.08.28真駒内
アイスアリーナ
2004.08.29真駒内
アイスアリーナ
2004.09.02広島グリーン
アリーナ
2004.09.03広島グリーン
アリーナ
2004.09.08日本武道館
2004.09.09日本武道館
2004.09.15マリンメッセ
福岡
2004.09.16マリンメッセ
福岡
2004.09.19グランディ21・
宮城県総合体育館
2004.09.20グランディ21・
宮城県総合体育館

 

稲葉浩志 LIVE 2004 -en- 長野公演セットリスト

OPENING SE : I Wish I Was in New Orleans / Tom Waits

  1. 冷血
  2. Here I am!!
  3. くちびる
  4. arizona
  5. Touch
  6. 眠れないのは誰のせい
  7. なにもないまち
  8. 静かな雨
  9. I’m on fire
  10. ファミレス午前3時(Mウェーブの歌)
  11. I AM YOUR BABY
  12. Soul Station
  13. Wonderland
  14. O.NO.RE
  15. CHAIN
  16. Seno de Revolution
  17. TRASH
  18. 愛なき道
  19. アンコール

  20. AKATSUKI
  21. 遠くまで

 

稲葉浩志 LIVE 2004 -en- バンドメンバー

Vocal

稲葉浩志

Keyboard

小島良喜

Guitar

大賀好修(OOM)
綿貫正顕

Bass

麻井寛史(the★tambourines)

Drums

山口”PON”昌人(FEEL SO BAD)

Chorus

徳永暁人(doa)
大田紳一郎(doa)

 

外川由介の記録写真集とは?

truckingstarfish B'zステージアートの世界 市川訓由

truckingstarfish B'zステージアートの世界 市川訓由

外川由介のモデルとなっているB'zのステージプランナーでもある市川訓由さん。
市川訓由さんは「B'z LIVE GYM Pleasure '92 TIME」のときの記録写真集「TRUCKING STARFISH」を出版しています。
この「ホシノカケラ」で登場する記録写真集とは「TRUCKING STARFISH」のことと思われます。

実際に巻末に

参考文献・「TRUCKING STARFISH」監修:市川訓由、1992年、八曜社

と記載があります。

 

B'zとの類似点

この物語はフィクションです。と書かれていますが、B'zのエピソードと類似するところがあるので、ピックアップしました。まだまだあるかも。

  • 結成10周年のときにファンクラブ会員に送られたVHSビデオ
  • Fan MeetingとはMeet and Greetのこと
  • 香田起伸が津山に帰省して街の人に気づかれなかったエピソード

 

香田起伸の父親と文通をしていた人物は?

具体的な名前は登場しませんでしたが、文脈から読むと舞台監督の大澤宏一郎だと思います。
千葉和哉の父親との関係や香田起伸に対する想いなどを香田起伸の父親が知っていたのは千葉のことをよく知っている大澤宏一郎が手紙を通して伝えていたからだと考えられます。

 

長野公演の”最後のメッセージ”とは?

香田起伸が長野公演でステージを降りるときに発言した最後のメッセージは描かれていませんでした。
ですが、最後のページの千葉の言葉で明らかになりました。

この旅に終わりはないから

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感想

凱旋公演2017.7.22.SAT.のうちわ

凱旋公演2017.7.22.SAT.のうちわ

ライブステージにどれだけの人が携わっていて、どうやって一つのステージを作り上げているのかがよくわかる一冊でした。
15年取材しているだけに詳細な内容で描写も細かくてびっくりでした。
しかもそれだけじゃなく、父親との関係が稲葉さんともリンクしてて、感慨深いものとなっていました。

長野公演のライブの描写はP250〜P279の29ページにも渡って描かれています。
描写が細かいので、MCなんかは稲葉さんの声で再生されました。

物語の構成も、津山凱旋の内容が先に描かれています。
最後のオチも綺麗に終わってスッキリですね。

稲葉なおとさんの他の作品も読んでみようかな。

B'z津山凱旋公演と津山ゆかりの地などのレポートも一緒にどうぞ!!

 

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by サウウェブ

設営の描写が細かく、構成の都合上ちょっと行ったり来たりするけど、面白く読めました!

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