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轢き逃げ 最高の最悪な日 映画感想・ネタバレ 喫茶スマイルなど神戸撮影ロケ地まとめ

轢き逃げ 映画ネタバレ感想 神戸撮影のロケ地まとめ

水谷豊さんが監督から脚本、出演まで手がけた作品で長編映画監督第2作映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」を観に行ってきました。

ほとんどの撮影場所が神戸がロケ地となっているということで気になって観に行きました。途中まで引き込まれましたが、オチでなんともやりきれない展開で後味がちょっと悪かった。

「轢き逃げ」という社会風刺のサスペンス要素で展開して行きますが、途中から探偵モノの要素もあり、最後の方はサイコスリラーみたいな展開も入っていました。ちょっと中途半端な感じしちゃったな。

日本初の「ドルビーシネマ」対応ということですが、感じられたのは冒頭の交通事故のシーンくらい?というか、言われないとわからないかも。詳しくはネタバレで。

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作品紹介・あらすじ

眩しい光に包まれた初夏の朝、海の見える狭い坂道で、起きた。
異国情緒漂う地方都市で、大手ゼネコン·城島建設に勤め若きエリート·宗方秀一(中山麻聖)はいつになく焦っていた。
控えた結婚式の打ち合わせのため、城島建設副社長·白河の娘で、婚約者の早苗(小林涼子)がホテルで待っている。
式の一人を務める、学生時代からの親友で同僚の森田輝(石田法せて、不慣れな抜け道を加速していく秀一の車。路地裏にある喫茶スマイルの角を曲がった時、若い女性を撥ねてしまう! ……「誰も見てない」。輝の囁きで、車を急発進させた秀一。その場から立ち去った二人は、早苗の元へ向かう。

打ち合わせを終えて帰宅した秀一と輝は、夕方のTVニュースで、轢き逃げした女性·時山望の死亡を知る。翌朝、怯えながら出社した二人には、反目する専務一派のいつもの嫌みに構う余裕もない。
何者かからの脅迫を受けるも、秀一の結婚式は無事に終わる。

秀一が人生最高の日を迎えていた時、轢き逃げ事件で突然一人娘の望を失った、時山光央(水谷豊)-千鶴子(檀ふみ)夫妻は、最悪の日々を過ごしていた。“秀一と輝が逮捕された”という知らせを受けたところで、娘が帰ってくるわけではない。なんとか日常を取り戻そうと耐える両親は、望の遺品返却に訪れた二人組の刑事、柳公三郎(岸部一徳と前田俊(毎熊克哉)から意外な質問を受ける。「遺品の中に携帯電話が見当たらなかったんですが……」。
娘の部屋を探したが携帯は見つからず、引き出しにあった日記から、事件当日の望の行動が明らかに。微かな違和感を抱いた時山は、娘の仕事仲間や友人に会いに出かけていく。

自分の内に潜む衝動から魔的な行動に出てしまい、己の罪深さに苛まれる秀一。準抗告で釈放された輝に接触を試みた時山も、やりきれない思いが募るばかりだった。やがて新緑の美しい頃、複雑に絡み合う事件に巻き込まれてしまった人々は、予想だにしなかった真相に辿り着き、そして、それぞれの“これから”を見つけ出そうとする。

出典:http://www.hikinige-movie.com/

 

キャスト

監督・脚本は水谷豊さん。

  • 宗方秀一 / 中山麻聖
    城島建設営業部のエリート。
  • 森田輝 / 石田法嗣
    城島建設営業部社員。
  • 白河早苗 / 小林涼子
    城島建設副社長の一人娘。
  • 前田俊 / 毎熊克哉
    若手刑事。
  • 柳公三郎 / 岸部一徳
    ベテラン刑事。
  • 時山望 / さな
    轢き逃げ事件の被害者。美術館で働いていた。
  • 時山光央 / 水谷豊
    轢き逃げ事件の被害者の父親。
  • 時山千鶴子 / 檀ふみ
    被害者の母親。

 

轢き逃げ 最高の最悪な日 ネタバレ

事故発生

轢き逃げ 映画ネタバレ感想 神戸撮影のロケ地まとめ

宗方秀一との待ち合わせ時間に遅刻してくる森田輝。
宗方秀一の運転するJEEPは急いで目的地に走り出します。

結婚式を控える宗方秀一は結婚式の司会者をしてもらう親友の森田輝と結婚式の打ち合わせに急いでいました。
打ち合わせの時間に間に合いそうにないため、渋滞する大通りで抜け道を思い出し、秀一の運転する車は猛スピードで脇道を走ります。

”喫茶スマイル”の前を通る、その抜け道は車の通りが少なく、車を飛ばす宗方秀一。
次の瞬間、宗方秀一の車が”喫茶スマイル”の前の路地に立っていた女性·時山望を撥ねてしまいます。

「人生終わったな。」という宗方秀一。
森田輝は「誰もみていない。」と二人は誰も事故を見ていないことを確認し、走り去ってしまいます。
秀一と輝はホテルで結婚式の打ち合わせ中の白河早苗と合流するが、秀一の耳には何も入ってきませんでした。

 

事故のフラッシュバック

ニュースでは轢き逃げのあった被害者の女性・時山望が死亡したと伝えられます。
そのニュースを自宅で見ていた宗方秀一。
その日はお酒に頼って眠りにつきました。

同じ職場で働く宗方秀一と森田輝は、翌日職場の城島建設で轢き逃げ事件の新聞記事について話します。

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その日、宗方秀一はレストランで婚約者と白河早苗と食事をするが、有給を使ったハネムーンの話をしますが、その食事中に事故の瞬間がフラッシュバックします。
飲んでいたワイングラスを落としてこぼしてしまいました。

その夜、森田輝の自宅に届いたは差出人不明の便せんが届いていている、という電話を受ける宗方秀一。
自宅のポストを見ると宗方秀一の自宅にも差出人不明の便せんが届いていました。

その便箋にはあらゆる生き物の目元だけ切り取られた写真が貼り付けられていました。
気味が悪くなる2人。

 

現実逃避

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轢き逃げから2日後、翌日に結婚式を控えた前夜。
ヨーロッパでは結婚式の前夜に婚約者は合わない、という風習に倣って親友の森田輝と過ごすことにした宗方秀一。

自宅に届いたは差出人不明の便せんを並べ、事故を見られていたのか不安になる宗方秀一と、自分たちには何も起きていないと言い聞かせ、秀一の車で出かけます。
夕暮れの海で子供のようにはしゃぐ2人でした。

 

結婚式当日

宗方秀一と白河早苗の結婚式当日。
笑顔が溢れる披露宴会場でしたが、「昨日は親友と水入らずで遊園地や海などで楽しんでいましたね。」というような怪しい祝電を読み上げる司会を務める森田輝。

轢き逃げ 映画ネタバレ感想 神戸撮影のロケ地まとめ

その翌日、ブランチを楽しむ宗方秀一と白河早苗を、刑事の柳公三郎と前田俊が見張っていました。
前田は映画館を出た二人に声をかけ、宗方秀一を連行しました。

 

あっさり逮捕

轢き逃げ犯を追っていた警察は”喫茶スマイル”の前の路地へ続く道に入る車の写真から宗方秀一を特定してたのでした。
写真を見せられながらの取り調べ後、逮捕される宗方秀一。
宗方秀一の自供により、逮捕される森田輝。

轢き逃げ 映画ネタバレ感想 神戸撮影のロケ地まとめ

幼い頃の時山望のビデオを見ている父親の時山光央。
そんな時山家に警察から犯人逮捕の知らせが入りました。

刑事の柳公三郎と前田俊が時山家を訪れます。
時山望の携帯電話が見つからないので、何か知らないか尋ねます。
時山光央と妻の千鶴子は望の部屋を探しますが、見つかりません。

 

望の日記

時山光央は望の部屋から日記を見つけます。
その日記には携帯電はどこかで無くした、と書かれていました。

時山光央は望の携帯電話を探しに望の痕跡を探ります。
望が働いていた美術館で、同僚の吉村美咲に事件の日のことを尋ねる時山。
望の通っていたダンススタジオでも、リサとマコに事件当日の話を聞きますが、携帯電話の手がかりはありませんでした。

その日記には事故の当日、喫茶スマイルで待ち合わせを男と書かれていました。
望の日記に書かれていた喫茶スマイルを訪れた時山は、望が男性と来店したことがあると知ります。
その男は野球帽に白いシーンズの服装をしていたという情報を知ります。

望の初七日に、法律書を買った時山が泥酔して帰宅しました。

 

森田輝が釈放

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弁護士の勝村と森田輝が接見し、準抗告の手続きを始めていた森田輝は準抗告が認められ、神倉警察署を出る。
尾行していた時山光央に声をかけられ、思わず走り出す森田輝。
時山光央は自分の正体を明かし、輝から事件の真実を聞こうとします。

 

待ち合わせの男の真相

轢き逃げ 映画ネタバレ感想 神戸撮影のロケ地まとめ

望の友人であるリサとマコに呼び出された時山光央は、合コンの話を聞きます。
その時に撮影した動画には、なんと森田輝らしき人物が映っていました。

森田輝の部屋へ侵入した時山光央は、クローゼットの中から野球帽と白いジーンズを見つけます。
さらに引き出しからは目だけ切り取られた動物図鑑と巾着に入った望の携帯電話を見つけました。

望の事故当日待ち合わせをしていた男は森田輝だったという証拠を見つけ、森田輝こそが事件を引き起こした当事者だと確信します。
そこに帰宅した森田輝ともみ合いになり、ベランダから落下する二人。
二人とも気を失いました。

 

交通事故の真相

柳と前田の取り調べにより、全てを告白する森田輝。
学生時代から宗方秀一に嫉妬していた森田輝は宗方秀一を困らせたがっていました。

遅刻しそうな中、車の行く道で人を立たせたら、、、。
そんな思いつきに時山望は利用されました。
道路の橋ではなく、たまたま道の真ん中に立っていた時山望。
森田輝の想定以上で車を飛ばす宗方秀一。
そして起きた交通事故でした。

 

宗方秀一の手紙

神倉警察署から地検へ移送される森田輝。

事故現場の花束をまとめて立ち去ろうとした千鶴子が、花束を抱えた白河早苗に気がつきました。
千鶴子と早苗が、山の上のカフェで初めて言葉を交わしました。

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エンドロール後

特に何もありませんでした。

 

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撮影が行われたロケ地・場所とは

この映画は神倉市といわれる神戸市を舞台に神戸市内36か所以上もの場所で撮影されました。

 

喫茶スマイルの場所

場所は東灘区の山手の住宅街になります。Googlemapのストリートビューを見る限り、「喫茶スマイル」は実際には存在していませんでした。
この映画撮影のためだけに作られたセットだったのかな。場所特定するのに時間かかった。

住所・所在地〒658-0063 兵庫県神戸市東灘区住吉山手9丁目18
緯度経度34.741667, 135.250139

ストリートビュー


轢き逃げ 映画ネタバレ感想 神戸撮影のロケ地まとめ

 

宗方秀一と白河早苗が食事をしたレストラン「ジャンカルド」

宗方秀一と白河早苗が食事をレストランはビーナスブリッジの隣にある神戸の夜景が一望できる絶景レストラン「ジャンカルド」。
食事をしていたときにここで事故の瞬間がフラッシュバックしてワイングラスを落としてしまいました。

住所・所在地〒650-0007 兵庫県神戸市中央区神戸港地方
HPGIANCALDO(ジャンカルド)のHP

 

宗方秀一と森田輝が昼寝をしていた神社「北野天満神社」

宗方秀一と森田輝が昼寝をしていた神社は神戸の北野にある「北野天満神社」。
このあと2人は昼間から寝ていたところを職務質問されます。

住所・所在地神戸市中央区北野町3丁目12
HP北野天満神社のHP

 

宗方秀一と白河早苗が映画を観た映画館「CinemaKOBE」

宗方秀一と白河早苗が映画を観た映画館「CinemaKOBE」。
この映画館を出た後に、警察の柳公三郎と前田俊に声をかけられました。

住所・所在地〒652-0811 兵庫県神戸市兵庫区新開地6-2-20 リフレ神戸101
HPCinemaKOBEのHP

 

時山光央が自転車で走った赤い橋「神戸大橋」

時山光央が自転車で走った赤い橋は「神戸大橋」。
新港第四突堤とポートアイランド間に架かる、日本初のダブルデッキアーチ型鋼橋です。

住所・所在地〒650-0045 兵庫県神戸市中央区港島2丁目7

 

結婚式場は「神戸ポートピアホテル」

結婚式場は多分ポートアイランドにある「神戸ポートピアホテル」。

住所・所在地〒650-0045 兵庫県神戸市中央区港島2丁目7
HP神戸ポートピアホテルのHP

 

結婚式前日に遊んだ遊園地「神戸おとぎの国」

宗方秀一と森田輝が結婚式前日遊んだ遊園地「神戸おとぎの国」は神戸の北区にある「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢」の中にあります。

住所・所在地〒651-1522 兵庫県神戸市北区大沢町上大沢2150
HP神戸おとぎの国のHP
道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢のHP

 

結婚式前日に泳いだ海「舞子海水浴場(アジュール舞子)」

宗方秀一と森田輝が結婚式前日に泳いだ明石海峡大橋が見える海は「舞子海水浴場(アジュール舞子)」。
JR舞子駅とJR垂水駅が最寄りです。
「垂水温泉太平のゆ」や「アウトレットパーク マリンピア神戸」が近くにあります。

住所・所在地〒655-0036 兵庫県神戸市垂水区海岸通11
HPアジュール舞子のHP

 

時山光央が森田輝に声をかけた場所「ユニコーン(UNICORN)」

時山光央が森田輝に声をかけた場所は紅茶専門店、コーヒー専門店の「ユニコーン(UNICORN)」。

住所・所在地神戸市中央区三ノ宮町2-8-6
HPユニコーン(UNICORN)のHP

 

時山光央に見つかって森田輝が逃げるシーン「元町高架下商店街(モトコー)」

時山光央に見つかって森田輝が逃げていくシーンに登場する高架下は「元町高架下商店街(モトコー)」。

住所・所在地650-0014 神戸市中央区元町高架通

 

時山光央に見つかって森田輝が逃げるシーン「南京町」

時山光央に見つかって森田輝が逃げていくシーンに登場する中華街は「南京町」。

住所・所在地650-0023 神戸市中央区栄町通

 

時山光央が森田輝に追いついて会話をした場所「東遊園地」

森田輝と時山光央が会話する様子を警察の前田俊が見ているシーンは三宮の「東遊園地」でした。
神戸市役所の隣にある「東遊園地」はルミナリエの会場としても有名です。

住所・所在地650-0001 神戸市中央区加納町6-1
HP東遊園地のHP

 

神倉警察署は「神戸大学 経済経営研究所」?

警察署として登場する建物はおそらく「神戸大学 経済経営研究所」かな。

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感想

主演は無名な役者を起用していることもあり、先入観がなく観れました。
森田輝役の演技が気持ち悪かったけど、サイコパスっていうことで無理やり消化しました。

事故の真相が、嫉妬によるサイコ野郎のいたずらが引き起こしたことが重なった結果の事故っていうのが、なんとも後味が悪かった。
サイコパスが原因っているのが、展開がちょっと安易で逃げている印象でした。他にできなかったのかな。

ただ、後味が悪く感じている時点でそういう意味では脚本が良かったのかもしれません。
被害者があまりにも報われなさ過ぎて可哀想でした。

このサイコ野郎が、被害者の「時山望」を喫茶店スマイルに呼び出したがなんの罪で再逮捕となったのだろう。
それに今回のテーマが「轢き逃げ」である必要があったのかな。
なんだかいろいろ中途半端。
んー、いろいろやりたくなったのか、もうちょっと何かできなかったのかな。

社会派サスペンスの要素や、サイコスリラーの要素、加害者側の悩みや葛藤、被害者側の憤り、いろんな要素があった映画ですが、言いたかったのは失われた家族への悲痛な叫びだったのかな。

近頃、交通事故の報道が続いているので、安全運転をしようと思う作品でした。

あと個人的に映画を観た後、鉄塔や風景、立地などから”喫茶スマイル”の場所を特定した瞬間はちょっと感動した。

 

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 by サウウェブ

後味は悪いけど、神戸の街並みがふんだんに出てきて楽しめました。

-映画


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