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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? アニメ映画感想・ネタバレ 原作との違いは?

 

エンドロール後

何もありませんでした。

 

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タイムリープのビー玉は灯台の光源のガラス玉?

願いを込めて投げるとタイムリープするあのビー玉。よく見ると、灯台の光源の光を集中させるガラス玉のデザインになってます。

最後のシーンで打ち上がったガラス玉に灯台の光が当たるシーンで灯台のフィラメントが大きく映るシーンがあります。よく見ると「if」という文字になってる!原作のリスペクトと遊び心を感じます。

 

なずなの父親もタイムリープしてた?

なずなの父親が海で自殺?したシーン。片手の手のひらには”ガラス玉”がありました。もしかしたらなずなの父親もタイムリープしてたのかもしれませんね

ちなみになずなの父親が亡くなった原因は、1年前の夏に東京からサーフショップに来ていた初心者の客が沖で流されたところを助けようとして、巻き添えのような形で溺死したと原作小説に記載があります。

 

最後のシーンでなんで典道もいなかったの?

夏休み明けの朝礼。先生が出席をとるシーンで、典道の名前を呼ばれますが、典道は席にいません。なずなは引っ越しの予定だったのでいないのは理解できますが、なぜか典道の姿もありませんでした。祐介もいないことに気にしてない様子。

”もしもの世界”に行ったまま?典道は引っ越しして行ったなずなを追いかけて行った?観ている人に解釈を丸投げなシーンでした。うーん、釈然としない。モヤモヤ。

いろいろ調べたら典道は気持ちの整理をつけるためになずなの父親が打ち上げられた海岸へ行った説が濃厚らしいです。

 

原作との違い

  • ”小学生”から”中学生”の設定に変更
    実写版は小学生の設定だけど、アニメ版は中学生の設定されていました。

  • 地名も”茂下(もしも)”に変更
    実写版では千葉県の飯岡ですが、アニメ版は”茂下(もしも)"にという地名で電車の駅も「茂下」、神社も「茂下神社」。

  • プールサイドで寝ているなずなに止まったのはアリじゃなくてトンボ
    実写版はなずなにとなっていたのはアリだったけど、アニメ版はトンボに変更されていました。 ドラマ「モテキ」でも再現されたシーンです。

  • プールでかけていたのは「ワンピース」じゃなくて「スラムダンク」
    実写版は「スラムダンク」の最新刊でしたが、アニメ版は「ワンピース」の最新刊に変更されていました。

  • 典道の家でのゲームは「キラキラスターナイト DX」
    実写版で典道の家でのゲームは「ストⅡ」、「マリオ」だったけど、アニメ版では「キラキラスターナイト DX

  • なずなの電車のシーン
    実写版では電車に乗る前になずなが突然何事もなかったかのように帰ろうと典道に行ってバスで帰って行くシーンがあります。アニメ版では母親と再婚相手の男性が連れ戻しに来る世界と、電車に乗る世界が展開されます。

  • 花火は丸い?平べったい?
    実写版では”もしもの世界”では横からも下からも花火は丸かったけど、アニメ版での”もしもの世界”では横からは平べったかったり、花びらの形になったりと丸い形ではなかった。

  • 「セーラームーン」はなし
    終盤、典道以外の4人が灯台で好きな女子の名前を叫ぶシーン。稔が「観月ありさ―ーっ!」と叫ぶのは実写と一緒だったのですが、和弘は「セーラームーン!」とは言いませんでした。

  • なずなの最後のセリフ
    実写版では「今度会えるの二学期だね。楽しみだね」というセリフに対して、アニメ版では「次会えるのはどんな世界かな。楽しみだね。」

次回作、リメイクは?

公式ページのスペシャルトーク内で筒井康隆作品「時をかける少女」みたいに何度もリメイクされる作品になってほしい、と新房昭之総監督がコメントされていました。もしかしたら数年後にまたリメイクされるかもしれませんね。

 

ロケ地は?

千葉県の銚子市と飯岡町がモデルになっているようです。原作の実写版と一緒ですね。 銚子沖洋上風力のほか銚子市内のウィンドファームなども。

 

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感想

映画の感想を見てると菅田将暉の声優を酷評しているコメントを見かけますが、そんなに変ではなかったと個人的には思います。ちょっと棒読みだったけど、ぎこちなさが思春期の男の子らしくて役柄に合っているように思いました。

どうして典道はなずなに惹かれているのかとかキャラクターの描写があんまりされてなかったので、置いてけぼりになった人は多いかもしれません。そんな深い設定もいらないという監督の判断なのでしょうか。中学生という設定なのでそうかもね。

アニメ版で追加された電車に乗った未来と、乗っていない未来。電車に乗る乗らないって映画「スライディング・ドア」を連想しちゃいます。これも「if もしも」の世界ですね。

執拗に風力発電の風車がくるくる回る描写が写っていたけど、3回目の”もしもの世界”で風車が止まっていました。それくらいの伏線なのかと思ったけど、ロケ地が千葉県の銚子沖洋上風力、銚子市内のウィンドファームのようで納得。

最後の花火のシーンは実写では難しいところだと思うので、アニメの良さがでたシーンでもありました。

結末に関しては観客に投げかけている終わり方で少々歯切れの悪かったです。結局どうなったのかハッキリしないけど、実写版も似たようなものだったので評価が難しいところ。

原作が1995年の作品なので昔の作品を見ていた人から、アニメ化した「シャフト」作品が好きな若い人までターゲットが広いそうですが、モヤモヤが残る作品で万人受けしそうにないので、ハッピーエンドの「君の名は」まではヒットしないかもしれない。原作のシーンに忠実だったり、小ネタも散らばっているので、2回目もそういう意味では楽しめる作品です。

 

twitterまとめ

いいなと思うツイートをピックアップしました。と思ったけど、酷評ばっかり。。。

 

典道の家でやっていたゲーム

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