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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? アニメ映画感想・ネタバレ 原作との違いは?

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」公開初日に観に行きました。原作を知らない人でも楽しめる一つの作品になってました。ネットの評価はひどいものですが。

原作は1993年8月26日に「if もしも」で放送された、岩井俊二さんの監督・原作・脚本による実写ドラマです。そして1995年8月12日にタモリさんの出演シーンをカットなど再編集のもと公開された45分ほどの劇場版の作品が元になっています。それのアニメ版リメイク作品。

じつは今回脚本を担当している大根仁さんの作品のドラマ版「モテキ」でも「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」がパロディされています。なので実質には2回目のリメイク。

基本は原作の筋書きに灯台の光源のガラス模様のビー玉(タイムリープの玉?)や実写版の話になずなが電車に乗った後の話など+αされた構成になっていました。

実写版の「if もしも」は”もしも別の選択肢を選んでいたら”という話を順番に見せる構成の話ですが、アニメ版は「時をかける少女」みたいにタイムリープのクルミ灯台の光源のガラス玉に変わって”話(時間)が戻る”みたいな展開になっています。夏祭りの1日とエンドロール前に夏休み明けの朝礼のシーンの話でした。

原作のコンセプトを守って、アニメならではの映像を発揮し、ストーリーを掘り下げられていて理想的なリメイクでした。
詳しくはネタバレで。

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作品紹介・あらすじ

夏休みの登校日。中学生の典道と祐介は、なずなの前で競泳対決をすることに。
典道は、競争のさなかに水中で不思議な玉を見つける。
一方祐介は競争に勝ち、なずなに花火大会に誘われる。
放課後、皆が打ち上げ花火のことで盛り上がっている中、なずなが母の再婚に悩んでいることを知る典道。
どうすることもできない自分に典道はもどかしさを感じ、ふいに玉を投げると、なぜか競泳対決の最中に戻っていた。

出典:http://www.uchiagehanabi.jp/

 

キャスト

総監督は「魔法少女まどか☆マギカ」「シリーズ」の新房昭之。
監督は「シリーズ」の武内宣之
脚本は「モテキ」「バクマン。」の大根仁
原作は「リップヴァンウィンクルの花嫁」の岩井俊二
制作は「魔法少女まどか☆マギカ」「シリーズ」のシャフト

  • 及川なずな / 広瀬すず
    実写ドラマ:奥菜恵
    中学一年生。クラスのマドンナ的存在。母と結婚していた父との子供ではなく、浮気相手との子供。その浮気相手と駆け落ち・結婚したが、その相手は自殺?し、母は3度目の結婚する。再婚を機に夏休みの間に引っ越すこととなった。
  • 島田典道 / 菅田将暉
    実写ドラマ:山崎裕太
    中学一年生。クラスメイトのなずなに想いを寄せているが、周囲には気持ちを隠している。祐介はなずなへの気持ちに気づいている?
  • 安曇祐介 / 宮野真守
    実写ドラマ:反田孝幸
    なずなと典道のクラスメイト。典道になずなに告白することを宣言する。
  • 純一 / 浅沼晋太郎
    実写ドラマ:小橋賢児
    なずなと典道のクラスメイト。スケボーに乗ってる。キックフリップもしてたから結構上手。
  • 和弘 / 豊永利行
    実写ドラマ:ランディ・ヘブンス
    なずなと典道のクラスメイト。メガネかけてる。
  • 稔 / 豊永利行
    実写ドラマ:桜木研仁
    なずなと典道のクラスメイト。一番せが低い。
  • なずなの母 / 松たか子
    実写ドラマ:石井苗子
    3度目の結婚を機に1人娘のなずなを転校させようとする。
  • なずなの母の再婚相手 / 三木眞一郎
  • 三浦先生 / 花澤香菜
    実写ドラマ:麻木久仁子
    なずなと典道のクラスの担任。アニメ版では巨乳キャラ。
  • 光石先生 / 櫻井孝宏
    実写ドラマ:光石研
    三浦先生と酔った勢いから交際するようになる。
  • 典道の母 / 根谷美智子
    実写ドラマ:深浦加奈子
  • 典道の父 / 飛田展男
    実写ドラマ:山崎一
  • 祐介の父 / 宮本充
    実写ドラマ:田口トモロヲ
    病院の医師
  • 花火師 / 立木文彦
    実写ドラマ:蛭子能収(露店の酔っ払い客)

 

ネタバレ

プールでの勝負

海沿いの静かな町「茂下(もしも)」。町の花火大会の日。
中学一年生の典道は、大人びて垢抜けた雰囲気の同級生なずなに恋心を寄せていました。親友の祐介もなずなを好きなため、典道は自分の気持ちをずっと隠していました。

夏休み中の登校日。
なずなは登校中、海辺で”灯台の光源のガラス模様のビー玉(ガラス玉)”を拾います。
学校も終わり、帰り際、なずなは母から渡された手紙を担任の三浦先生に渡します。
その手紙は母が再婚するため、なずなを夏休み中に転校するという内容でした。

なずなはプールに行って、片足を水面に入れた状態でプールの淵に寝転がって黄昏ていました。
そこにプールの掃除当番の典道と祐介が入ってきます。

典道がなずなのところに近寄ると、寝転がっているなずなの顔にトンボが止まりました。
典道が「トンボ」というと、「取って」というなずな。取ろうとするとトンボは飛んで行きました。(ドラマ「モテキ」でも再現されたシーン)

典道と祐介は2人が賭け事の競争するというので、なずなもそれに参加します。なずなの条件は”勝ったらなんでもいうことを聞くこと”。
レースはスタートし、典道はターン時に隣のレーンを泳ぐなずなに見とれて飛び込み台の角に足をぶつけます。
その拍子に、飛び込み台に置いてあったなずなの拾った”ガラス玉”がプールに落ちてきます。典道はそれを拾って遅れてゴールまで向かいます。

レースは祐介が勝っていました。
なずなは祐介に「2人で花火大会に行こう。5時に迎えに行く」と言います。
突然の告白に祐介はぽうっとします。
なずなは先に勝った方を花火大会に誘おうと決意していました。
そこにやっとゴールする典道。
なずなは典道から”ガラス玉”を受け取り去って行きました。

典道と祐介が教室へ戻ると和弘らが、花火を横から見ると丸いのか平べったいのか議論していました。
花火が横位置から見える茂下灯台で検証しようと、5時に茂下神社に集まる約束をしました。

典道は足の怪我で遅く家に帰宅します。
祐介は典道に気を使ったのか、なずなとの約束を守らないで花火を見に行くために先に典道の家に転がり込んでいました。
そこで祐介は「花火が平らなんてありえない。そんな世界あるわけがない」と典道に言うのでした。

クラスメイトとの待ち合わせ時間の5時が近づいてきて、出発しようとしたところで祐介が典道の足の怪我に気付きます。
祐介の家は病院なので、そこで診てもらうように提案します。
破傷風になったら大変だからと無理に病院に行くように促し、祐介は典道に「もし、なずながいたら行けなくなったと伝えてくれ」と言いました。

 

ガラス玉

典道は病院に着くと、大きなトランクを抱えたなずなが病院の待合室で祐介を待っていました。
典道は診察を終え、まだ待っているなずなに祐介が来ないことを伝えると、なずなは去っていきました。

典道が追いかけると、向かいのお店の前で、なずなが待っていました。
話を聞くと、なずなは自分の母親が再婚することになり、引っ越すのが嫌で家出をしようとしていると告げるのでした。
なずなはプールの勝負で先に勝った方を花火大会に誘おうと決意していたことを伝えます。しかも典道が勝つと思っていたと。

そういう話をしていると、なずなの母親が突然名前を呼びながらそこに駆けつけます。
なずなは去ろうと曲がり角を曲がったところで、母親に見つかり連れ戻されてしまいました。
なずなのトランクはその拍子に落として開き、そこから”ガラス玉”が落ちます。
典道に助けを求めますが、典道は動けないでいました。

典道は追いかけますが、なずなはもうありませんでした。
そこに典道を迎えに祐介たちクラスメイトが現れます。

典道はなずなとの約束を破った祐介を許せず、殴りかかります。
それを他のクラスメイトに止められます。

「もしも俺が勝負に勝っていたら・・・」と、なずなのトランクから出てきた”ガラス玉”を拾い、祐介の方向に投げつけるのでした。
祐介には当たらず、その後ろの掲示板に貼ってある花火大会のチラシにあたろうかというところで、”ガラス玉”が止まり光に包まれました。

気がつくと、プールで勝負する時点に巻き戻っていたのでした。

 

もしも”プールの勝負に勝った世界”

巻き戻ったプール勝負では典道が祐介に勝っていました。
祐介より先に着いた典道はなずなに花火大会に誘われました。
ちなみになずなが1位。

教室に戻ると、クラスメイトが再び”打ち上げ花火を横から見たら丸いのか平らなのか”の話をしていました。
典道はその場の流れのまま、クラスメイトと花火を見に行く約束をしました。

典道はプールで足の怪我をしていない世界なので、祐介が家に来る前に帰宅します。
なずなとの想いにふけっているところで、また祐介が家に勝手に転がり込んできました。

祐介は「花火は平べったいに決まっている」と言い出します。
さらに、わざわざ灯台まで行く必要ないからやめようという祐介。
約束の5時が近づいて来る頃、典道は祐介のジュースを買って来ると部屋を出て行きます。
なずなが家のチャイムを押そうと瞬間に祐介に気づかれることなく、合流しました。

典道の部屋にいる祐介が窓から身を乗り出し、やっぱり花火を見に行く、と降りて来ようとしていました。
祐介に見つからまいと、なずなを急いで自転車の後ろに乗せ、坂を下って行くのでした。
自転車で走り去るところを祐介に見つかってしまいます。

自転車で走った先は茂下駅でした。
なずなはそこで典道に「駆け落ちしよ」と提案します。

なずなは女はどこでも働ける、東京に出ても16歳で通してなんとかなる、キャバクラやガールズバーで働くと言いながら、駅のトイレでお祭りのために来ていた浴衣から白いワンピースに着替えるのでした。

プラットフォームで電車を待っていると、そこになずなの母親と再婚相手の男性が現れて、なずなを連れ帰ろうとします。
その時、なずなの持っていた”ガラス玉”が落ちてしまいます。
動揺しているだけの典道でしたが、なずなを守るために再婚相手の男性の腕に飛びかかります。
しかし、殴り返されなにもできず、なずなは連れ戻されてしまのでした。

典道は”ガラス玉”を拾い、途方に暮れ自転車を押しながら歩いていると、祐介達と合流しました。
祐介とはなずなとのことでぎくしゃくしながらも一緒に灯台へ向かうこととなりました。

灯台へ入る扉が不思議と開き、灯台の上まで登って行きます。
花火を横から見た景色はなんと”平べったかった”のでした。
この光景に典道は世界がおかしいことに気がつきます。

典道は駅で拾って手元に持っていたなずなの”ガラス玉”を「もしも、俺がなずなと電車に乗れたら」と願い、投げたのでした。

 

もしも”電車に乗れた世界”

プラットフォームで電車が来る直前に戻りました。
そこに再び、なずなの母親と再婚相手の男性が現れました。
2度目は再婚相手の男性パンチを避け、なずなの手を取り、電車に飛び込むことができました。

電車の中で、なずなは東京でアイドルしようかなという話しになり、トンネルに入ります。
電車の窓が鏡代わりになったなずなが映し出されて、アイドルの衣装となり、松田聖子の「瑠璃色の地球」を歌い出します。

歌い終わると、トンネルを抜ける電車。
すると、電車の踏切にいた祐介たちとすれ違い、目が合います。
しかも車で追いかけてきたなずなの母親達にも見つかってしまうのでした。

典道となずなは次の駅「灯台前」で降りると、そこに駆けつけて追いかけて来ます。
駅から出て灯台へ逃げるように向かう典道となずなでした。

2人は灯台を登り、そこで見た花火は花びらのような形をしていました。
この光景に典道はこの世界はおかしいことに気がつきます。
なずなは典道といれるならおかしい世界でもどっちでもいいと言います。
再び典道は”ガラス玉”を投げようとしますが、そこに祐介が現れ、勢い余って典道となずなを灯台から突き落としてしまうのでした。

落下して行く中で、典道は「もしも、二人っきりでいれたら」と願います。

 

もしも”二人っきりでいれる世界”

戻った先は電車の中でした。
再び、なずなは松田聖子を歌います。
トンネルを抜けたタイミングで迫る踏切の音に気が付き、典道はなずなを押し倒して外から見えないように隠れました。
祐介たちや母親たちにバレることなく電車は進むのでした。

そのとき電車の進路が切り替えられ、電車は水上を走っていました。
典道はこの状況がなんでも願いを叶えてくれる”ガラス玉”のせいだと説明します。
なずなは「典道くんがそう言うなら信じるよ私は」というのでした。

電車が止まると、そこは最初に電車に乗った茂下駅でした。
電車を降りた世界は灯台のガラスが重なったように歪んでいました。

「もしも、元の世界に戻して欲しい願ったらどうなるのかな」という典道になずなは「元に戻るんじゃない?」と言う。
そして典道はこの変な世界でもなずなと一緒にいたいと言います。

なずなは「泳ごうよ」と言いだし、海岸の岸辺に向かい海に飛び込みました。
岸辺まで追いかける典道。

そのとき、浜辺に落ちていていた”ガラス玉”(なぜか直径10cmくらいにデカくなってた)を拾う酔っ払いの花火師。
「なんでこんなところに尺玉が」と花火師によって突然打ち上げられたのでした。

典道はなずなに告白しようとしたら、打ち上げられた尺玉(”ガラス玉”)は空でみるみる内に膨れ上がり、爆発し、砕けました。

砕けたかけらには他の未来(もしも)の世界が写っていました。
典道となずなが東京駅に着いた世界、水族館でデートしている世界、レインボーブリッジを見ている世界。

典道はなずなを追いかけて海に飛び込みます。
なずなを捕まえる典道。そしてキスします。

なずなは「次に会えるのはどんな世界かな。楽しみだね。」と言い、海面へ向かって上がって行きます。
典道はその姿を見つめているのでした。

 

夏休み後

名前を呼んでいき、出席をとる先生。
島田典道の名前を呼びますが、席には典道はいませんでした。

 

エンドロール曲「打上花火」DAOKO × 米津玄師


 

エンドロール後

何もありませんでした。

 

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タイムリープのビー玉は灯台の光源のガラス玉?

願いを込めて投げるとタイムリープするあのビー玉。よく見ると、灯台の光源の光を集中させるガラス玉のデザインになってます。

最後のシーンで打ち上がったガラス玉に灯台の光が当たるシーンで灯台のフィラメントが大きく映るシーンがあります。よく見ると「if」という文字になってる!原作のリスペクトと遊び心を感じます。

 

なずなの父親もタイムリープしてた?

なずなの父親が海で自殺?したシーン。片手の手のひらには”ガラス玉”がありました。もしかしたらなずなの父親もタイムリープしてたのかもしれませんね

ちなみになずなの父親が亡くなった原因は、1年前の夏に東京からサーフショップに来ていた初心者の客が沖で流されたところを助けようとして、巻き添えのような形で溺死したと原作小説に記載があります。

 

最後のシーンでなんで典道もいなかったの?

夏休み明けの朝礼。先生が出席をとるシーンで、典道の名前を呼ばれますが、典道は席にいません。なずなは引っ越しの予定だったのでいないのは理解できますが、なぜか典道の姿もありませんでした。祐介もいないことに気にしてない様子。

”もしもの世界”に行ったまま?典道は引っ越しして行ったなずなを追いかけて行った?観ている人に解釈を丸投げなシーンでした。うーん、釈然としない。モヤモヤ。

いろいろ調べたら典道は気持ちの整理をつけるためになずなの父親が打ち上げられた海岸へ行った説が濃厚らしいです。

 

原作との違い

  • ”小学生”から”中学生”の設定に変更
    実写版は小学生の設定だけど、アニメ版は中学生の設定されていました。
  • 地名も”茂下(もしも)”に変更
    実写版では千葉県の飯岡ですが、アニメ版は”茂下(もしも)"にという地名で電車の駅も「茂下」、神社も「茂下神社」。
  • プールサイドで寝ているなずなに止まったのはアリじゃなくてトンボ
    実写版はなずなにとなっていたのはアリだったけど、アニメ版はトンボに変更されていました。
    ドラマ「モテキ」でも再現されたシーンです。
  • プールでかけていたのは「ワンピース」じゃなくて「スラムダンク」
    実写版は「スラムダンク」の最新刊でしたが、アニメ版は「ワンピース」の最新刊に変更されていました。
  • 典道の家でのゲームは「キラキラスターナイト DX」
    実写版で典道の家でのゲームは「ストⅡ」、「マリオ」だったけど、アニメ版では「キラキラスターナイト DX
  • なずなの電車のシーン
    実写版では電車に乗る前になずなが突然何事もなかったかのように帰ろうと典道に行ってバスで帰って行くシーンがあります。アニメ版では母親と再婚相手の男性が連れ戻しに来る世界と、電車に乗る世界が展開されます。
  • 花火は丸い?平べったい?
    実写版では”もしもの世界”では横からも下からも花火は丸かったけど、アニメ版での”もしもの世界”では横からは平べったかったり、花びらの形になったりと丸い形ではなかった。
  • 「セーラームーン」はなし
    終盤、典道以外の4人が灯台で好きな女子の名前を叫ぶシーン。稔が「観月ありさ―ーっ!」と叫ぶのは実写と一緒だったのですが、和弘は「セーラームーン!」とは言いませんでした。
  • なずなの最後のセリフ
    実写版では「今度会えるの二学期だね。楽しみだね」というセリフに対して、アニメ版では「次会えるのはどんな世界かな。楽しみだね。」

次回作、リメイクは?

公式ページのスペシャルトーク内で筒井康隆作品「時をかける少女」みたいに何度もリメイクされる作品になってほしい、と新房昭之総監督がコメントされていました。もしかしたら数年後にまたリメイクされるかもしれませんね。

 

ロケ地は?

千葉県の銚子市と飯岡町がモデルになっているようです。原作の実写版と一緒ですね。
銚子沖洋上風力のほか銚子市内のウィンドファームなども。

 

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感想

映画の感想を見てると菅田将暉の声優を酷評しているコメントを見かけますが、そんなに変ではなかったと個人的には思います。ちょっと棒読みだったけど、ぎこちなさが思春期の男の子らしくて役柄に合っているように思いました。

どうして典道はなずなに惹かれているのかとかキャラクターの描写があんまりされてなかったので、置いてけぼりになった人は多いかもしれません。そんな深い設定もいらないという監督の判断なのでしょうか。中学生という設定なのでそうかもね。

アニメ版で追加された電車に乗った未来と、乗っていない未来。電車に乗る乗らないって映画「スライディング・ドア」を連想しちゃいます。これも「if もしも」の世界ですね。

執拗に風力発電の風車がくるくる回る描写が写っていたけど、3回目の”もしもの世界”で風車が止まっていました。それくらいの伏線なのかと思ったけど、ロケ地が千葉県の銚子沖洋上風力、銚子市内のウィンドファームのようで納得。

最後の花火のシーンは実写では難しいところだと思うので、アニメの良さがでたシーンでもありました。

結末に関しては観客に投げかけている終わり方で少々歯切れの悪かったです。結局どうなったのかハッキリしないけど、実写版も似たようなものだったので評価が難しいところ。

原作が1995年の作品なので昔の作品を見ていた人から、アニメ化した「シャフト」作品が好きな若い人までターゲットが広いそうですが、モヤモヤが残る作品で万人受けしそうにないので、ハッピーエンドの「君の名は」まではヒットしないかもしれない。原作のシーンに忠実だったり、小ネタも散らばっているので、2回目もそういう意味では楽しめる作品です。

 

twitterまとめ

いいなと思うツイートをピックアップしました。と思ったけど、酷評ばっかり。。。

 

典道の家でやっていたゲーム

-映画


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