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何者 N@NIMONO 映画感想・ネタバレ・総評・就活生必見

2016/10/20  | 474 views

映画 何者 n@nimono 感想 ネタバレ

映画「何者」観てきました。就職活動を通して、喜び、妬みなど感情の変化と就活事情がかなりリアルに表現されているので、これから就活を控えている学生や就職活動をしている人など、勉強になるし、へこんだりするかも知れないですが、心の準備という意味でも観てほしい作品です。モヤモヤしますが、おもしろかったです。

公開時期も12月から始まる3年生の就職活動に合わせているのか、ターゲットは就活生です。あとエンディングを歌っている米津玄師のファンにおすすめです。

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あらすじ・作品紹介

御山大学演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。

何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。就活はしないと宣言し、就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。

瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた22歳の大学生5人は、理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる。

海外ボランティアの経験、サークル活動、手作り名刺などのさまざまなツールを駆使して就活に臨み、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就活に励む。

SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識が、それぞれの抱く思いを複雑に交錯し、人間関係は徐々に変化していく。やがて内定をもらった「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬みや本音が露になり、ようやく彼らは自分を見つめ直す。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%95%E8%80%85_(%E6%9C%9D%E4%BA%95%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6)

キャスト

第一線で活躍している若手役者ばかり!これだけでも見に行く価値はあると思います。

  • 二宮拓人 / 佐藤健
    学生サークルで演劇の脚本を作っていたが、就職活動を機にやめる。観察能力が高く、細かなことに気が付く。
  • 神谷光太郎 / 菅田将暉
    二宮の友人で、ルームシェアをしている大学生。学生時代はバンド活動に注力していた。性格は明るく、コミュニケーション能力が高い。
    菅田将暉、今年映画出過ぎ(笑)
  • 田名部瑞月 / 有村架純
    拓人の片思いの相手で、里香の友人。光太郎に片思いしており、一度告白して振られている。米国でインターンシップを経験。
  • 小早川里香 / 二階堂ふみ
    拓人と光太郎の部屋の上の階に住む大学生。外国語学部国際教育学科。留学先で瑞月と知り合い、隆良と同棲している。米国留学を経験。意識高い系女子。
  • 宮本隆良 / 岡田将生
    拓人と神谷の上の部屋に住む大学生。里香の彼氏。付き合って三週間ながら同棲している。就職活動のありように批判的だが、4人に隠れて就職活動するようになる。
  • サワ先輩 / 山田孝之
    二宮と親交のある先輩。大学院二年。理工学部院二年。就職は紹介で内定済み。
  • 烏丸ギンジ / 顔が一切映らないし、エンドロールでも書いてなかったので、だれか不明
    拓人とともに演劇の活動をしていた元大学生。大学をやめて自分の小劇団を設立し活動している。

 

感想・見どころ

「桐島、部活やめるってよ」で知られる朝井リョウの第148回直木三十五賞受賞作「何者」が原作です。この作品を書いたのが23歳のときで、まさに同世代のことでリアルに描かれた作品です。

観ていてこういうのだったなー、とあまりのリアルさに当時ことなど思い出しました。決して見終わってスッキリするというものではないです。モヤモヤしますが、就活生はもちろん、社会人にも感じるところがある作品です。

終盤に「えっ?」っと驚くところもありますが、二宮拓人(佐藤健)の感情の変化や殻をやぶるところがすごく表現できていたので、そこを観てほしいし、見どころと思います。

音楽は中田ヤスタカが担当しており、主題歌は米津玄師とフィーチャリングした「NANIMONO(feat. 米津玄師)」。エンドロールでしか聞けませんが、映画の内容にもよくマッチしていると思うので、作品中でも効果的に使えたんじゃないかと感じました。

 

ネタバレ

二宮拓人(佐藤健)は就活帰りのスーツ姿で同居人の神谷光太郎(菅田将暉)の就活前の引退ライブを見ていた。そこに留学帰りの田名部瑞月(有村架純)も加わり、久しぶりの再会をする。
拓人が自宅に帰ると、光太郎は髪の毛を黒に染めており、就活の準備を始める。

ある日、拓人の携帯に瑞月からの電話があり、電話に出てみると、自宅の前に瑞月が来ていた。
瑞月の留学時代の友人が、拓人と光太郎の住む部屋の上の階に住んでいたので、伺ったとのこと。

上の部屋では瑞月の友人の小早川理香(二階堂ふみ)と就活対策をしているということで、アルバイト帰りの光太郎も含め、就活対策をすることになる。

理香はOB訪問やエントリシート対策など就活に余念がない意識高い系女子。
自宅のプリンターが故障中の拓人と光太郎は、理香の部屋のプリンターを使わせてもらったり、情報交換をするために、今後4人の就活対策本部ということにする。
そうしていたら理香の彼氏であり、同棲中の宮本隆良(岡田将生)がそこへ帰宅。
隆良は就職活動に興味のない、クリエイティブなことがしたい、集団に属するなんてしたくないとプライドの高い態度に拓人は気にくわない印象を受ける。

拓人は人のツイッターを見てはその人のことを分析して、自分とは違うなど優越感に浸っているタイプ。隆良のこともツイッターを見ては分析している。

拓人の先輩である「劇団プラネット」のサワ先輩(山田孝之)の家?でエントリーシートを書いていると、「そんなの(エントリーシート)書き慣れてんだろ」なんて言われながら、劇団時代に拓人と共に脚本を書いていた烏丸ギンジの立ち上げた新劇団「毒とビスケット」のことを告げられる。
拓人は帰宅後、劇団のことを調べる。ホームページの情報発信したり、批判的な書き込みを見て、優越感に浸る。やりたいことをやっているギンジのことを羨ましく感じているのかな。

拓人はギンジへLINEで「中途半端なことを大それた言葉でいうな」とかダメ出しがエスカレート。ギンジからは、「大学をやめて劇団を立ち上げる」という返答が返ってくる。それ以来、二人は疎遠になる。

ある日、拓人は筆記試験を受けた広告会社で、偶然に瑞月と鉢合わせる。
瑞月と拓人が会場近くの飲食店でつけ麺を食べていると、瑞月から就活に否定的な隆良が午後からの試験会場の1時間前に来ていたというの話を聞く。するとお店の前をダッシュで広告会社に走っていく理香も目撃する。
帰宅途中の地下鉄で、瑞月は、母親の看護のため、転勤のない母と一緒に暮らせるところに就職しなければならない話を打ち明ける。

就活対策本部で就活に励む5人。プリンターを使う光太郎が電話で部屋を出て行く。拓人が空いたパソコンに向かうと、「成績証明書」を発見。それを見て、理香と拓人は光太郎が最終面接まで行っていると推察する。

ある日、拓人と光太郎が自宅にいるときに、瑞月から拓人の携帯に電話が鳴る。
内容は内定が取れたとのことだった。その電話を側にいた光太郎に携帯電話を渡して部屋の外を出て行く。

別日、拓人は広告会社のグループディスカッションで、理香と偶然同じグループになる。
理香は拓人の発言にかぶせて発言し、拓人は上手く発言できなかった。

その晩、理香の家で瑞月の内定パーティが開かれた。大手通信会社の転勤のある総合職ではなく、転勤のないエリア職に内定していた。
すると話の流れで瑞月は家庭の事情で外資へいく夢をあきらめ選んだというのに、隆良の就活に中途半端な態度にキレてしまう。
部屋を出て行く瑞月。拓人は瑞月を追いかけて部屋を出て行く。

瑞月は、内定の電話をしたとき、再度光太郎に告白したが、やはりどうしても気になる人がいるから、とまたも振られてしまったと言われる。
気になる人は翻訳家をしており、出版社に勤めればその人に出会えるかもしれないということだった。

そして、光太郎も中堅出版社に内定が出る。拓人のバイト先の飲食店で、サワ先輩、拓人、光太郎で内定祝いをする。

タクシーで帰宅する光太郎と拓人。
拓人は、翌日の面接に備え、プリンターを理香の家に借りに行く。
隆良は理香の無くした携帯を探しにコンビニに向かっているところで、理香の部屋には拓人と2人きり。
理香は拓人の携帯を借りたときに「⚪︎⚪︎会社 ブラック」と光太郎の内定先についての検索履歴を見てしまう。
拓人は理香のPCを借りたときに「⚪︎⚪︎会社 エリア職 ブラック」みたいな瑞月の内定先の検索履歴を見てしまう。

理香と拓人2人だけになった時空気が一変したように理香が「拓人って嫌な奴」を切り出す。
理香は、拓人のTwitter裏アカウント「@_nanimono」の存在を見て、激しく拓人を非難する。
理香は「名刺まで作っちゃって必死な奴」と馬鹿にしていることも知っていたし、自分が安心したいために下に見ていることも知っていた。
拓人が他の人のツイッターの裏アカウントを見ているのと同じように、拓人自身も裏アカウントを持っていた。
それは理香には知られてしまっており、拓人は罵倒され理香の本音は拓人に吐き出されることになる。

裏アカウントを暴露された拓人は、理香の部屋を出ようとするタイミングで隆良が帰宅する。
就活に真剣に向かい合うと決めた隆良から「就活2年目なんだから、色々教えてくれ、よろしく」と言われる。
拓人は就職浪人の5年生だった。

拓人はTwitter上で周りの人を分析し、友人を馬鹿にすることで自分を保っていただけだった。拓人は精神的に不安定になり、走り出してしまう。

(劇中劇:誰かに認めてもらいたいという拓人の願望?)

そして、拓人は端月の元で泣き崩れてしまう。
瑞月は「昔の拓人の書く演劇が好きだった」と慰める。

翌日、面接会場に向かった拓人は、理香から激しいダメ出しが効いたのか、素直に正直に自分の本音で面接に答えていくところで終わり。

(エンドロール:NANIMONO(feat. 米津玄師))

 

まとめ

サワ先輩以外留年・休学していました。伏線はありましたが、気づきませんでした。

  • 拓人は就職浪人で留年
  • 光太郎は単位が足りずに留年
  • 瑞月と理香は留学=1年留年
  • 隆良は集団に属さずにクリエイター目指して休学

この作品を観て、人間のリアルを包み隠さず表現しているところが印象的でした。
拓人は留年や休学してる人を馬鹿にしているけど、結局留年している自分が大嫌いなのか。すごく自己否定が強いです。
なので、光太郎に対して、twitterの裏アカウントで馬鹿にしてます。
光太郎は内定をとって、自分より上に上がったという現実に耐えられなかった。恋愛でも負けてますからね。余計でしょう。

こういう順位付けて、自分より勝っているか、負けているか決めてしまうところ。人間のリアルです。

 

拓人が就活2年目の伏線

  • はじめの光太郎の引退ライブで拓人がすでにスーツ姿
  • 光太郎が就活を始める時「これから就活始めっから色々教えてくれよ拓人先輩」と話しかけている
  • サワ先輩の部屋でエントリーシートを書いていると、サワ先輩から「お前書き慣れてんだろそんなもん」と言われる
  • 理香と瑞月が留学=1年留年している

 

拓人がtwitter裏アカウントの伏線

拓人は暇さえあればスマホをいじって、twitterをチェックしてます。必要以上に。
周りの人のtwitterを見て、優越感に浸っているということだと思っていましたが、裏アカウントで馬鹿にしたことつぶやいていたんですね。

 

ギンジの顔が一切映らなかったのは?誰が演じているんだろ

ギンジは大学を辞めて、劇団というやりたいことをやっています。そういうところが拓人にとってもしかしたら選んでいた道かもしれないので、もう一人の自分と重ねて見ていたのかもしれません。そういう意味でもあえて顔を見せなかったのかな。
あのパーマの感じってもしかして、米津玄師?エンドロールでも烏丸ギンジは誰がやっていたか書いていなかったので、わかりませんが。

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